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サンエー・インターナショナル、ライフスタイル提案強める

2011年 6月 9日 10:02

他社商材を強化へ、ブランド横断コーデも

サンエー・インターナショナル(本社・東京都世田谷区、三宅孝彦社長)は、ネット販売事業を強化する。自社通販サイトでは、衣料品以外の商材を含めたライフスタイル提案型を強めるのに加え、経営統合した東京スタイルのブランドも取り扱う。一方、コンテンツ面ではブランドをまたいだスタイリング提案に乗り出し、買い回りを誘発する仕掛けを試す。

MD面では今年2月、衣料品が中心のブランド展開に英国の人気雑貨「キャス・キッドソン」を追加し、店頭と同時にネット販売を開始した。また、昨年9月末から自社通販サイト「セレクソニック」内に自然派コスメやジュエリー、デザイン家電など自社アイテム以外の商材30ブランドを仕入れ販売する「セレクソニックスーパーストア」を開設しているが、今春のサイトリニューアル時に同カテゴリーで扱うブランドを倍の60に増やし、衣料品以外の提案力を強めている。

 「スーパーストア」は、各カテゴリーの商材を扱うメーカーからの問い合わせが多いようで、サンエーでは「セレクソニック」のイメージを重視。「当社のブランドが好きな消費者に使ってもらいたいアイテムを提案していく売り場」(同社)として丁寧に販売していく方針という。

 一方で、6月1日に経営統合した東京スタイルのブランドを同日付けで「セレクソニック」上でも販売を開始。トップページに同社ブランドのカテゴリーを新たに設けて、「22(ヴァンドゥー)オクトーブル」と「アリスバーリー」「スタイルコム」の3ブランドからスタートした。今後、商材の見せ方などを検証しながら、順次、同社ブランドの取り扱いを増やしていくと見られる。

 コンテンツ面では、4月下旬から人気スタイリストをクローズアップ。亀恭子さんなどがシーンやスタイル別のコーディネートを、複数のサンエーブランドと「スーパーストア」で扱うアクセサリーなどを組み合わせて提案する独自の売り方を始めた。

 毎週、違うスタイリストを起用することで消費者の興味を引き、ブランドをまたいだ買い回りにもつなげる。

 また、サンエーでは今夏にもスマートフォン用アプリをスタートする。目玉として、新着アイテムの"先見せアプリ"を検討。スタジオで撮影したばかりの商品をサイトアップ用に加工する前に配信することで、ライブ感やお得感を感じてもらう工夫だ。

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