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ヤフー、個人事業者向けの新サイト「ヤフー! バザール」――固定価格で気軽に出品

2012年 9月20日 17:34

5men.JPG ヤフーはCtoC分野を強化する。10月1日、個人ユーザーが固定価格で商品を売買できる新サイトを開設。既存の「ヤフー!オークション」より簡単に出品できるのが特徴で、「フリーマーケットのインターネットショッピング版」(ヤフー)のようなイメージだという。ポイント連携などで「ヤフー!ショッピング」とシナジーを出し、それぞれのサイトの活性化につなげる考えだ。「ヤフー!ショッピング」や「オークション」なども含め、年間の取扱高2兆円を目指す。

 開設するCtoCサイトは「ヤフー!バザール」で、「ヤフー!オークション」「ヤフー!ショッピング」に次ぐ3番目の通販サイトとなる。同社ではもともとCtoCサイトは「ヤフー!オークション」を展開しているが、コアなユーザーが多く利用のハードルが上がっていたため「もっと簡単なものを提供できないかと」(同)検討。固定価格のみで、手軽に出品できる新サイトを開設した。

 「ヤフー!バザール」はCtoCに特化しているのが特徴で、個人ユーザーの利用を想定。「ヤフー!オークション」のように法人登録はできない。

 「ヤフー!バザール」への出品には、ヤフーIDの取得や「バザール」の利用登録、「ヤフー!プレミアム」の登録が必要。出品料は無料で、手数料として商品販売価格の9・45%とポイント原資の1%を徴収する。決済はヤフーが料金の支払いを仲介。購入者が商品を受け取ったのち、出品者に代金が支払われる仕組みだ。

 購入者には商品販売価格の1%分の「ヤフー!ポイント」か「Tポイント」を付与。ポイントは「バザール」のほか「ショッピング」などでも利用可能で、サイト間の相互送客を実現し、新規ユーザーの開拓につなげる。

 同サイトは開設日から11月14日まで、手数料が無料になるオープニングキャンペーンを開催。ユーザー利用を促進する。また、年内にはスマートフォンアプリを提供。商品バーコードをバーコードリーダーで読み取ることで各種商品情報が反映される機能を実装する予定で、「最短30秒で出品できる」(同)という。アプリはiPhoneとアンドロイド端末の両方で展開する予定だ。なお同サイトはフィーチャーフォンには対応していない。

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