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アスクルの「ロハコ」、SBの社員食堂でPR

2012年12月30日 21:00

3-1.jpgアスクル(本社・東京都江東区、岩田彰一郎社長)は12月20日、東京・汐留にあるソフトバンク本社の社員食堂で、ヤフーとともに展開している個人向け日用品の通販サイト「LOHACO(ロハコ)」のスマートフォンアプリのプロモーションイベントを実施した。ソフトバンクはヤフーの筆頭株主でiPhoneを販売するなどスマホへの親和性が高いことからソフトバンク社員向けのリアルイベント実施となったようだ。ノベルティをフックに「ロハコ」の2つのスマホアプリをダウンロードしてもらうことで、アプリの利用促進につなげる狙い。

 今回のイベントはスタッフがその場で参加者のスマホ画面を確認し、「ロハコ」の2つのアプリがダウンロードされていればノベルティを贈呈するというもの。ノベルティは5000円相当のボックスの中に、「ロハコ」で取り扱っているお菓子や洗剤、スリッパ、充電器、皿などがランダムに入っている。

 アプリのダウンロードだけでなく、「ロハコ」のフェイスブックページの「いいね!」でさらにお菓子を付けるなど特典を増やした。また、イベントブースの一角にはヤフーが運営する「ヤフー!オークション」の利用促進を狙って、「ヤフオク」アプリをその場でダウンロードするとお菓子をプレゼントしたほか、「ロハコ」に出品しているオイシックスもブースを構え、参加者におせち料理のプロモーションを行った。

 同イベントは2日前にソフトバンク内で告知され、当日も参加者のくちコミでイベントの情報が社内に広がったようだ。

 イベント開始の午前11時を過ぎると、続々と社員食堂内のイベントブースに人が集まり、30分後には食堂内に数十人の行列ができた。そして開始から1時間足らずで準備していた500セットのノベルティの配布は完了。その後もスマホを手にした人が訪れたため、トートバッグの中などにお菓子や洗剤などを詰めて手渡して、アプリの宣伝を行った。

 「ロハコ」は10月のスマホ版サイト立ち上げと同時に、スマホアプリ「LOHACO APP」の配信を開始。アラーム機能付き買い物メモや見た目のカスタマイズなどに対応した同アプリに加え、11月下旬には「LOHACO Life」というアプリも配信。こちらは「LOHACO」に生活情報を付加し、ニュースや天気、スケジュールといった機能のほか天候と連動した商品のレコメンドやショッピングをタイムライン化して表示するといった特徴を備えている。

 アスクルは12月3日に東京・豊洲で"子育てママ"向けに「ロハコ」の第一弾リアルイベントを実施しており、今回は"働く人"に対してアプリを前面に打ち出したイベントとなった。同社では今後もネット上の集客だけでなく、リアルイベントの実施により顧客接点を作っていく方針。

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