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セシール  PR大使に岸本セシルさんを継続起用でF1層開拓へ

2013年 5月30日 13:02

 3-1.jpgセシールは、自社ブランドをPRする「セシールPRアンバサダー」に、引き続きモデルの岸本セシルさん(=画像)を起用すると発表した。雑誌やテレビ、CMなどで活躍する岸本さんを通じた自社ブランドや商品の訴求により、F1層の開拓につなげるのが狙いだ。就任2年目となる取り組みでは、これまでの展開での課題を踏まえ、さらに踏み込んだPR策を展開していく。

 岸本さんの「セシールPRアンバサダー」起用は、同社の社名の由来で、3世紀のローマに実在した、"美と音楽の守護者"とされる聖女「セシル」と同名であることなどに因んだもの。

 昨年6月のPRアンパサダー就任以降、セシールが開催するイベントへの出席や通販サイト「セシールオンラインショップ」内に設けたPRブログでの商品紹介、東京メトロ・新宿駅で展開したファストファッションブランド「アニタ・アレンバーグ」の交通広告および同カタログ表紙のモデルに起用するなどの取り組みを実施。だが、これまでの展開では、岸本さんを通じたブランド・商品のPRが思うようにできていなかったのが実情のようだ。

 例えば、PRブログの展開では、岸本さんによる商品紹介などの記事掲載で、F1層に自社商品への興味や親近感を持ってもらう狙いだったが、岸本さんが多忙でこまめな記事の更新が難しいという課題が浮上。また、PRブログを設ける自社通販サイトは、主要顧客にあたるF2層の来訪が多く、ターゲットとするF1層にPRしきれていない面もあったという。

 これに対し2年目は、この課題に対応した取り組みを推進。新たな試みとして、ファッションやインテリア雑貨などで岸本さんとコラボ商品を開発し、企画から商品発売までの過程を紹介する計画だが、この手法にセシールの公式「フェイスブック」(FB)を活用する。

 これは、自社サイトよりも若年層ユーザーが多いFBの活用とともに、セシール側で記事を作成し適時情報をアップすることにより、ターゲットとなるF1層へのアプローチ強化を狙ったもの。セシールとしても、公式FBのファン拡大が課題の一つとなっており、人気モデルの岸本さんに因んだコンテンツの展開で、新たなファンの獲得につなげたい考えだ。

 このほかに、1年目は「アニタ・アレンバーグ」の表紙起用などにとどまっていたカタログでの岸本さんの露出についても強化。他カタログでの展開やコラボ商品のモデルとしての誌面掲載のほか、WEBコンテンツ上での展開など、より売場に近いところでの岸本さんの露出を視野に入れる。

 人気モデルを起用したF1層開拓策の2年目の成果が注目される。


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