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山津冷蔵食品 具の鮮度感でパスタソース頒布会好調

2013年 8月 8日 16:43

082.jpgのサムネール画像 日本水産グループの山津冷蔵食品が、通販展開するパスタソースの頒布会が好調だ。単品での販売が順調に推移したことから開始したもの。パスタソースはえびやかになどの水産品を使用し、海鮮具材のボリューム感やフレッシュな食感が特徴となる。簡単な調理で本格的なパスタ食べられることが奏功し、会員数は当初の計画通りに推移したという。

 展開する頒布会は「彩り百鮮 グルメ定期便~パスタソース編~」。毎月3種類のパスタソースを2食分ずつ提案。12月までの6カ月間で、18種類のパスタソースを販売する。

 頒布会では通常販売で好調だった海の幸を使用した「海の幸の具だくさんペスカトーレソース」や「ツブ貝とアスパラガスのガーリックパスタソース」などを提案。これに加えて、和風やカレーなどを用意して品揃えを多様化した。

 パスタソースは独自性を打ち出すための特徴的な商品の一つとして位置付けるもの。同社は、いくらやかになどの水産品のほか、新潟の特徴を活かした加工品などを取り扱っているが、水産素材だけでは他社との差別化が難しいと分析。一方、パスタソースは女性人気が高いほか、具材やソースなどで品ぞろえを増やせるとした。高品質な水産品の調達力を生かし、本格的な味とボリューム感を目指して開発した。

 商品開発では調達やマーケティングを担当する社員や、シェフの経歴を持つスタッフが考案。「1食分の満足感を重視」(同社)し、みための豪華さや全体のバランスを見ながら開発したという。

 パスタソースはソースと海鮮具材を別々に冷凍加工。これにより、具材の食感や鮮度を維持した。調理はソースと具材を袋ごと沸騰したお湯で加熱して解凍しフライパンで麺と和えるだけとし、自宅でひと手間をかけるだけで本格的な味わいを実現できることで主婦の満足感を高めた。

 頒布会の会員数は計画通りに推移したという。既存客向けにDMを発刊したほか、パスタソース購入者を中心にアウトバウンドを実施。単品購入時の顧客の満足度が高かったことが奏功したようだ。

 頒布会は今後も継続する予定。パスタソースは60種類のレシピを考案しており、「顧客の声や全体のラインアップなどを見ながら、見直しも行っていく」(同)という。

 同社は2012年9月から通販事業「にっぽん海鮮市場 彩り百鮮」を展開。取り扱いアイテム数約100アイテムで、新潟の特産品のほか、いくらやか、ほたてなどを扱う。ターゲット層は50~60代の主婦層で、新聞広告やテレビ・ラジオ通販を中心に水産品の鮮度や美味しさで訴求し新規客を獲得する。パスタソースは、幅広い層が購入しており需要があると判断したようだ。

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