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大正製薬、通販で"ひざサポーター"を展開

2013年12月27日 12:21

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大正製薬は12月18日、自社通販の新商品として「大正ひざサポーター」2種を発売した。ひざの安定や動きやすさ、装着のしやすさなど機能性と使い勝手の良さを追求した商品で、スポーツ用サポーターで実績のある日本シグマックス(同・東京都新宿区、鈴木廣三社長)が開発。同社の通販事業では、「大正グルコサミン」など、関節ニーズに対応した健康食品がけん引役となっているが、運動的な要素を取り入れた商品を提案し、関連販売につなげる。

今回、発売した「大正ひざサポーター」は、階段の上り下りや外出など普段の動きをサポートする「日常生活用」と、スポーツなどひざに負担が掛かるシーンを想定した「ウォーキング・運動用」を用意する。

 商品の主な特徴は、ひざの上下を安定させフィット感を持たせる前開きベルト、ひざを左右からサポートするやわらか樹脂ステー(支柱)、ひざの皿のぐらつきを防止する機能の付加など、3つのガード構造としている点。前開きベルトで、着脱を容易にするほか、ひざ裏部分にメッシュ生地を採用しムレの抑制を図るなど使い勝手や使用感にもこだわっており、「ウォーキング・運動用」では、大腿部を押さえる「ひざ上圧着ベルト」、ひざ裏に高通気素材を使用するなど運動時を意識した機能も盛り込む。

 商品価格は、「日常生活用」(S~LLの4サイズ展開、左右兼用)が税込3465円、「ウォーキング・運動用」(S~3Lまでの5サイズ展開、同)が同4410円。

 大正製薬の前期通販事業売上高は21億円。「大正グルコサミン」などグルコサミン関連商品が売り上げの約7割を占有する基幹商材で、今期は30億円を計画する。

 これまでグルコサミン関連商品では、運動的な要素を採り入れた商品提案は行っていなかったが、厚生労働省が進めるロコモーションシンドローム予防の流れなどを踏まえ、今回のひざサポーターを投入。日常生活の中でのひざ関節の悩みをトータル的にサポートする訴求により、健食とサポーターの関連販売につなげる。この一環として、自社通販サイトでは、グルコサミンおよびサポーターの商品ページにバナーを貼り、相互送客を推進。また、グルコサミンの拡販でメーン媒体となる折込チラシでのひざサポーターの訴求も検討しているようだ。

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