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千趣会 「冷えとり日和365」が好調、キャラグッズも開発

2015年11月 5日 15:01

041.jpg 千趣会は、「ベルメゾンマンスリークラブ」で展開する女性の"冷え"の悩みに応えるブランド「冷えとり日和365(さんろくご)」が好調だ。

 健康体温の36・5度を目指して"温活習慣"を提案する同ブランドは昨年5月にサイトを開設し、9月に専用カタログ(画像㊤)を創刊した。

 「食べる」や「ねむり」「着るもの」「おふろ」など7つのテーマでオリジナルの冷え対策商品を開発。「蒸ししょうがパウダー」や「基本の冷えとりくつしたセット」、特許取得の2重編みで首や手首、足首を温める「ふわのびシリーズ」などを核商材として展開するほか、鼻から頬、首までをすっぽり覆い、耳にかける穴付きでズレにくい「しめつけないおやすみマスク」は単品の個数ベースで一番売れているようだ。

 こうした冷え対策商品は40代を中心に支持されており、初年度(2014年12月までの4カ月)の売り上げは約1億3000万円で目標を達成し、15年12月期も当初計画を上回る約3億9000万円で着地する見通しという。

 認知拡大に向けては、リアルイベントを活用。年に2回、コミュニティサイト「ベルメゾンデッセ」の会員など約200人を招いた冷えとり講座を東京と大阪で開催するほか、小規模のワークショップも実施。2月に名古屋で開催したワークショップではカイロプラクターの山本千尋氏がベルトを使った冷えとりエクササイズを教えた。

 マス向けの販促については、東京23区を対象にリビング新聞を活用して「ぽかぽかスープ麺」を打ち出すなどのトライアルを実施している。

 商品開発面では、料理研究家のパン・ウェイ氏監修のもと、都内で薬膳カレーのモニター会を開き、参加者の声を反映させたレトルトカレーの試食会を後日開催。ここで出た意見を参考に来年秋の商品化につなげるほか、売れ筋の「蓄熱充電式のぽかぽか湯たんぽ」では湯たんぽカバーのデザインを募集し、最優秀賞のデザインを採用した湯たんぽを来秋に販売する予定で、"顧客と一緒"に取り組む商品開発を大事にする。

042.jpg 新しい取り組みとしては、10月下旬からベルメゾン「暮らす服」の西宮店(兵庫県西宮市)に「冷えとり日和365」のコーナーを期間限定で設け、代表的なアイテムの店頭販売に初めて挑戦している(画像㊦)。

 また、来年4月には、同ブランドに登場する猫のオリジナルキャラクターのグッズ販売を開始。ステンレスボトルやスリッパ、バスマットなどを商品化する計画だ。
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