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あかちゃんハウス一二三 5月から新物流拠点稼働、作業効率化と最大在庫数拡大へ

2016年 3月25日 10:44

071.jpg 住友商事グループで日用品のネット販売を手掛ける爽快ドラッグの子会社でベビー用品のネット販売を行うあかちゃんハウス一二三は千葉県内に新たな物流拠点を開設、5月1日から稼働を始める。これまで同県内の3カ所の倉庫で行っていた物流業務を新拠点に集約させ、物流効率を高める。また、倉庫スペースが従来よりも広くなるため、おむつなどの消耗品の在庫数を増やし、配送リードタイムを短縮するなど利便性向上を図り、売り上げ拡大につなげたい狙い。また、ネット販売事業者向けに実施する物流代行事業の拠点としても活用していく考えだ。

 物流施設の設置・運営などを行うグローバル・ロジスティックス・プロパティーズが保有する千葉県山武郡芝山町内の地上6階建ての物流施設「GLP成田」(=写真、延床面積・5万1096平方メートル)の一部(同・約1万5000平方メートル)を借り受け、5月1日をメドに稼働させる。賃貸料など新センター稼働に伴う投資額などは「非開示」(同社)としている。同社によれば新拠点は年間売上高ベースで現在の年商のほぼ倍となる100億円程度まで対応できるとしている。

 同社ではこれまで千葉・八街市内に小型商品用倉庫と大型商品用倉庫を2カ所、合計3拠点(広さはそれぞれ3300~5000平方メートル程度)で全国への配送業務を行っていたが、新たな拠点の稼働でこれらの物流作業を集約して、効率化を図る。

 また、現状の倉庫スペースは3つの拠点をあわせて約1万2000平方メートル弱程度だが、新拠点は1万5000平方メートルと広がることで最大5万点が在庫可能になり、これまでのベビーカーやチャイルドシートなどのベビー用品に加えて、おむつや粉ミルクなどの消耗品などの取り扱いおよび在庫を増やせ、かつ即日出荷体制がとれ、配送リードタイムを短縮できるようになるという。

 自社通販の配送のほか、ネット販売事業者などを対象に行う商材・物流機能提供サービスの拠点としても新拠点を活用していく考え。

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