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ティーライフ 茶と麹配合したサプリで「腸内環境」市場狙う

2016年 6月 2日 17:50

081.jpg ティーライフは6月上旬、お茶と米麹(こうじ)、乳酸菌を組み合わせた健康食品を発売する。まずは既存顧客向けに配布し、9月からはプロモーションを行うなど本格的に販売を開始。同商品を戦略商品と位置付け、健康茶に次ぐ柱にしたい考えだ。

 商品名は「チョウ活宣言・活性フローラ」(=画像、価格は税込4980円)。同社ではこれまで、既存顧客向けのアップセルやクロスセルを目的としたサプリメントは販売してきたが、新商品は近年、腸内環境関連商品の市場が広がっていることを受けて開発したもので、新規客取り組みを図る戦略商品と位置付け拡販する。

 新商品は、腸内の存在する細菌の生態系「腸内フローラ」に着目したもの。麹を肥料に栽培した茶葉と、焼酎作りに使われる「黒麹」を配合。さらに、体内乳酸菌に合致する5種類の乳酸菌も入れた。鹿児島の老舗種麹(醸造食品の製造に使う麹を作る際に加えるもの)屋の3代目で、微生物学者の山元正博博士に、エビデンス面での協力を得て開発した商品という。

 まずは既存顧客向けに配布し、9月からは新規客取り組みに向けて本格販売を開始する。折込チラシや新聞広告、アフィリエイトなどを活用。また、テレビの情報番組と連動した企画も予定している。他社の腸内環境関連の健康食品よりも高価格帯となるが、お茶と麹菌の良さを組み合わせた商品としてアピールしていく。

 50~60代の経済的に余裕がある層がターゲット。初年度売上高は最低1億円、3年後には年間売上高10億円まで引き上げたい考えだ。コールセンターを活用し、新規からの定期顧客引き上げ率を高めることで売り上げ増を図る。同社の主力商品である健康茶「プーアール茶」と「メタボメ茶」に並ぶ売上規模としていく。

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