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ハーバー研究所 ポイントメークを刷新、口紅を主力に51アイテム展開

2016年 9月 1日 11:10

081.jpg ハーバー研究所は9月26日、ポイントメークアイテムを刷新する。口紅をメインにアイカラーやチークなど16品目51アイテムをラインアップした。品ぞろえのボリューム感と美容成分配合による高い機能性などを打ち出し、認知度の向上を目指す。メークアップアイテムの売上比率は全体の7・4%にとどまっており、基礎化粧品並みの売上高まで引き上げたい考え。

 メインとなる口紅は「スクワセラムルージュ」(税抜価格は3000円)。スクワラン10%を配合し、ふっくらと潤いのある唇を演出するとした。

 また、肌荒れや保湿、バリア機能のサポート、UVケアなど7つのケアを目指す12種類の美容液成分を配合。シアバターやホホバオイル、ビタミンB6や、セラミドなどを使い、約30%が美容液成分になっているとした。皮むけしやすい敏感唇の人でも使える超低刺激処方とした。

 カラーは3色で、「リッチレッド」と「ベリーローズ」、「コーラルピンク」を展開。顧客の声やニーズを踏まえて、季節やトレンドに合わせた限定カラーを展開していく考え。

 口紅は使用感について社内の評価が高く、複数のカラー展開によるバリエーションで訴求力が高まると予想。メークアイテムの購入実績が無かった顧客に向けて認知度を高め、美容オイル「スクワラン」や化粧水とのクロスセルを図る。

 キャンペーンや店頭の美容部員が行う販促の中で訴求する。過去に実施していたチラシを活用した新規客獲得を踏まえると「認知度向上にはつながるが、継続購入は難しい」(同社)とし、発売に合わせて行う通販や店頭のキャンペーンを通じて購入を促していく。

 なお、メークの品ぞろえは、リップでは発色を重視した「リッチカラールージュ」のほか、「スクワランオイルグロス」などを展開。アイカラーやアイヴェール、マスカラ、アイライナー、ネイルなどを加えてフルラインアップとした。

 今回のポイントメークの刷新は昨年10月と今年4月に実施したベースメークの刷新に続くもの。「スクワラン」で獲得した顧客が、店頭でのタッチアップを通じベースメークを購入するユーザーが多かったという。化粧品のフルラインの刷新を行い、顧客接点の拡大を図っていく。

 なお、2016年3月期のメークアップの売上高は前期比9・2%増の10億8900万円だった。基礎化粧品の売上高は同15・6%増の94億9800万円で、64・4%を占有していた。

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