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エアークローゼット、洋服レンタルの実店舗

2016年10月20日 13:26

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  月額制のオンラインファッションレンタルサービス「エアークローゼット」を手がけるエアークローゼットは10月14日、不動産賃貸のエイブルと共同でファッションレンタルショップを東京・原宿にオープンした。エアークローゼットが実店舗を展開するのは今回が初めて。店内にはスタイリストが常駐し、来店客が希望のイメージを伝えるとスタイリングを提案する。

 原宿に構えた新店舗「エアークローゼットエイブル」(=
画像)は、エイブルが女性向けに賃貸サービスを展開していた建物を利用する。2階建てで、1階は洋服レンタルスペースになっており、プロのスタイリストが2~3人常駐する。2階は16席のカフェスペースと5人まで利用できるパウダールームを設けて、エアクロのスタッフが運営を担当する。営業時間は午前11時から午後9時まで(カフェは午後7時まで)。

 オンラインサービスの「エアクロ」は1度に3アイテムをまとめて借りる仕組みだが、実店舗では1点からレンタルが可能。1点あたりのレンタル料は当日1800円、5泊6日で2200円、13泊14日で3600円。登録会員数で9万人を超える「エアクロ」オンライン会員や、エイブルが新たに立ち上げた会員サービス「メゾンエイブルクラブ」の会員は割引価格で利用できる。

 両社による店舗展開はエイブル側から打診をしたという。10月11日に新店舗で行われた記者発表会の場でエイブルの平田竜史社長は「家賃が負担となって他のことにお金をかけられない女性が、ファッションレンタルでお洒落を楽しむことができないかと考えた」と経緯を説明する。それに対して「私たちも実体験の提供をやりたいと検討していた」とエアクロの天沼聰社長。両社の思惑が一致し、5月の交渉開始からスピーディーに話が進んだようだ。

 当面は大きな販促などはせず「マーケティングよりも実店舗での体験を通しパーソナルスタイリングを楽しんでもらうのが重要」(エアクロ天沼社長)としており、まずは店舗での顧客コミュニケーションを重視していく意向だ。

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