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アンファー 「ホルモン」に着目した健食 30~40代向け、売上高30億円計画

2017年 9月28日 10:17

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アンファーは9月20日、ヘルスケアの新ブランドの展開を始めた。ホルモンの状態を理解して正しく対処するセルフメディケーションを提案するもの。「何となく不調」と感じる30~40代の男女をターゲットに、サプリメント12商品をラインアップする。自社通販のほか、手に取りやすいコンビニでも取り扱い、顧客との接点を広げていく。目標売上高は初年度が7億円、2020年は30億円を計画する。

発売したのは「Dou(ドウ)」。ホルモンの状態を理解して対応するセルフメディケーションを「ホルモンマネジメント」として提唱する。医師や研究機関など専門チームと連携して開発し、身体や心、性の根本ケアを目的とするもの。9月20日の記者発表会で叶屋宏一専務(写真㊧)は「日本のホルモンケアの市場規模は2~3億円と小さい。商品を拡充し、カテゴリーリーダーを目指す」とあいさつした。

 品ぞろえは12商品で、活力サポートや睡眠サポート、妊活サポートなどの目的別に8つのカテゴリー別にラインアップしている。

 主力商品はパーフェクトケアを目的とする「AS10」。NASAとの共同開発技術を採用し、ビタミンEやレスベラトロールなど10種の抗酸化成分を配合した。30日分の税込価格は1万800円。

 「Dou」はコンビニエンスストアの「ファミリーマート」や「サークルKサンクス」でも販売する。価格を気にせずに購入する消費者が多く、値崩れしにくいと判断した。ドリンクタイプの男性向けテストフェン「ダンホル」と、女性向けプラセンタ「ジョホリッチ」のほか、分包タイプのサプリメントを展開する。飲みきりサイズで低単価で販売することで、購入機会を増やしたい考え。

 発売に伴い、テレビCMの放送を開始した。「Dou AS10 最近調子どう」篇(15秒)と、「Dou AS10 バランスがメッシ大事」篇(15秒)を全国で放送。プロサッカー選手のリオネル・メッシ選手を起用して、"調子どう?"とメッセージを発信する。

 独自調査で、働き盛りの男女の60%が何らかの不調を実感。不調に対応したいができていない人は60%だった。自社メディアを通じて情報を発信し需要を喚起する。「病院に行くほどではない不調を見過ごさずに対処してもらい、健康寿命の延伸につなげたい」(叶屋専務)とした。

 今後、ITテクノロジーを使って、状態や症状をチェックできる仕組みを導入するほか、他社との共同開発を行う予定。サプリメントは機能性食品としての届け出も視野に入れる。ホルモンに着目した衣料品やコスメなどライフスタイル商材へと品ぞろえを広げる。25年には売上高100億円を目指す。

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