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サン・クロレラ 専用デバイスを家庭に設置、飲用通知・見守り機能でサポート

2018年 9月13日 10:59

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 健康食品の製造・販売を行うサン・クロレラが専用デバイスを使い、商品の継続利用を促す取り組みを始めている。デバイスを通じて商品の「飲用通知」を行うだけでなく、家族への「見守り通知」、顧客フォローまで行うもの。同様のサービスを展開する企業はまだ少ないとみられる。今年7月から提供を開始。近い将来、1万台の導入を目指している。

 新サービスは、「oneness(ワンネス)」。月額3700円(税抜)で専用タブレットとディスペンサー(=画像)をレンタルし、シニアの生活習慣をサポートする。

 各家庭に設置した専用機器は、別途購入したサン・クロレラ製品の飲み忘れ防止に向けた「飲用通知設定」ができる。あらかじめ時間と飲用量を登録することで、自動的に商品が用意される仕組み。商品は2種類まで設定できる。想定するのはサプリメント形状の商品だが、飲料も飲用通知のみなら利用できる。

 毎日の飲用のたびに家族など設定した相手にメールが届く「見守り通知機能」も搭載。シニアの一人暮らしなど、離れて暮らす家族や親族の不安解消につなげる。通知がない時に家族が警備会社を派遣できる「駆けつけサービス」もオプション(利用料は設定中)で加入することができる。このほか、ヘルスケア関連の事業を展開するSMSと共同開発した認知機能のトレーニングプログラムも搭載している。

 サービス展開にあたり、認トレ協会の指導員の認定を受けたコンシェルジュ5人(スーパーバイザー1人含む)からなる専任の顧客対応部門も組織。顧客からの問い合わせにタブレットを使った映像電話で対応する。

 現在、3カ月の無料期間を設けるなどして展開。「徐々に利用者が増えている段階」(同社)と、導入数は非公表だが、既存顧客へのダイレクトメールや対面で販売している。

 サン・クロレラは、新聞広告やウェブサイトを通じ新規顧客を獲得。全国に約30の拠点を持ち、広告の反響を受けて各エリアの担当者が顧客を訪問するなどしてフォローを行っている。

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