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綿半HD アベルネットを買収、ネット販売ノウハウ吸収

2018年11月29日 13:25

 スーパーマーケットやホームセンターを運営する綿半ホールディングスは11月21日、家電・パソコンなどを取り扱う通販サイト「PCボンバー」を展開するアベルネットを買収すると発表した。12月3日付でアベルネットの発行済み全株式を取得し、完全子会社化する。関東甲信を中心に店舗を展開する綿半HDでは、近年ネット販売事業を強化しており、老舗のネット販売企業であるアベルネットを子会社化することでノウハウを吸収する狙い。

 綿半HDでは「楽天市場」などの仮想モールで日用雑貨や家庭用品などを販売しているが、ネット販売の売上高は約1億円にとどまっている。前期の「スーパーセンター事業」売上高は669億9200万円で、ネット販売の比率は低い。同社では「システム面や集客など、ネット販売に関する経験が豊富なアベルネットを子会社化することでノウハウを共有したい」(綿半HD広報)と買収の理由を説明。一方、アベルネットでは近年、家電以外の商材の取り扱いも強化しており、綿半HDの傘下に入ることで、商材の拡充や仕入れの共有化を進める。

 アベルネットは1998年から通販サイトを運営し、価格比較サイト「価格.com」を活用した安値戦略で業績を拡大してきた。ただ、近年は売り上げが低迷、2013年2月期の売上高276億5400万円をピークに、18年2月期は前期比6・2%減の114億7700万円まで落ち込んでいる。また、営業利益は同56・3%減の1億1800万円と利益率が低くなっているが、「綿半の店舗ではエブリデー・ロー・プライス戦略を進めるために仕入れコストの低減を図っており、こうしたメリットを共有していきたい」(綿半HD広報)とする。

 取得価額は20億6500万円。アベルネットの創業者である小山励基社長は取締役会長に就任、綿半HDの野原勇社長が代表取締役社長となる。従業員は引き続き雇用する。両社が運営する通販サイトを統合するかどうかについては「今後検討していく」(同)としている。

 
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