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フェアトレードカンパニー・ミニー社長に聞く「買い物で公正貿易に貢献を」

2010年 6月24日 17:55

4top.jpg フェアトレード(公正な貿易)商品を扱うフェアトレードカンパニーは来年、20周年を迎える。"フェアトレードファッション"の普及に奔走するミニー社長に、日本での活動や通販事業について聞いた。(聞き手は本紙記者・神崎郁夫)

 5月に都内で開催した「世界フェアトレード・デー」には800人が集まる盛況ぶりだった。

 「フェアトレードのシンポジウムや主力ブランド『ピープル・ツリー』のファションショーなどを行った。商品の背景に何があるのかを聞いてもらったり、消費者に直接、商品を見てもらう場として重要なイベントだ。とくにファッションショーは好評だった」

 若者の姿が目立ったイベントだった。

 「日本の13の大学が熱心に協力してくれたし、高島屋も実店舗でイベントを開いてくれた。若者には、政治家にならなくても買い物でフェアトレードに貢献できるということを伝えられた。ファストファッションが蔓延する世の中でよいのか、環境や人権などの観点から考えるきっかけになったのではないか」

 来年は節目の年だ。

 「『ピープル・ツリー』は日本で20周年を迎える。ようやく大人の仲間入りをしたという感覚だ。企業としては安定してきたが、バングラディシュなど生産現場でワークショップを開くなど地道な活動が非常に多く、マーケティングやブランディングなどに十分、人とお金を投入できていない。消費者のライフスタイルの中にフェアトレードを根付かせるのが使命で、とくに、子供たちに知ってもらえるよう活動していきたい」

 若者向けの新ラインも好評のようだ。

 「『ピープル・ツリー、ラブフロムエマ』は初めて若い人に向けて提案するラインだが、実際には、30~40代の消費者も購入してくれている。同ラインで小さいサイズを初めて投入し、支持されたため、『ピープル・ツリー』でも、Mサイズを少し小さくすることにした」

 新しい取り組みは。

 「次の秋冬カタログではファッション性を強く意識した作りにする。プロのアシストもあったが、ほとんどの商品で自分が撮影した写真を初めてカタログに使う。自分が撮影することでより統一感が出てイメージに近いものができあがりそうだ」

 通販事業の業績は。

 「09年12月期の通販売上は2億4600万円。今期は、上期見込みが1億4600万円で、前年同期比4%増で推移している。数年前まではカタログの比率が高かったが、いまは70%以上が自社通販サイトをメーンにネットで受注している」

 カタログのあり方も変わってきそうだ。

 「通常、春夏物は2月下旬と4月下旬の2回に分けてカタログを発刊している。今年はこれに加えて、4月に両カタログのダイジェストを1冊にした小冊子を発刊し、新規顧客開拓に活用している。ライフスタイル誌に挟み込んだり、オーガニックシャンプーを扱う美容室に置かせてもらったり、オーガニック食品の宅配便に同梱したりと、フェアトレードと親和性の高い媒体を通じて認知度を高める」

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