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アマゾン、メーカー向けにサンプリング事業

2010年 6月24日 18:14

 アマゾンジャパンは6月17日、メーカー向けに商品サンプリング事業を開始した。発売前の新商品をアマゾンの一部の優良顧客に事前に送付し使用させ、意見や感想などをアマゾン内のカスタマーレビューとして投稿させるもの。米・英のアマゾンではすでに実施中。アマゾンのカスタマーレビューは消費者にとって購買時の大きな参考となっている。アマゾンではレビューの影響力を活かして、新たな収益源を構築したい狙いだ。

 開始したのは「Amazon Vine(ヴァイン)先取りプログラム」。

 他のユーザーから評価される質の高いカスタマーレビュー(商品に関する感想や意見)をアマゾンで投稿する「ベストレビュアー」の中からアマゾン側が「ある基準」(同社)をもとにメールなどで事前に「ヴァイン」に招待。参加を了承したレビュアーが「メンバー」となり、毎月、メンバー向けメールマガジンに企業からのサンプル品が記載、その中から試したい商品を選び、商品が到着後、感想などをアマゾン内に「カスタマーレビュー」として投稿する流れ。なお、一般レビューとの混在を防ぐため、「ヴァイン」によるレビューには専用マーク「Vineバッジ」が併記される。

 依頼主のメーカーは「ヴァイン」を利用することで本格販売前に消費者の反応などがレビュー内容から事前に把握できるメリットに加え、そのカスタマーレビューによるくちコミ効果などで販促などにも活かせるようだ。ただ、どの「メンバー」がどの商品のレビューを書くか、どんな内容にするか、いつ書くかは「メンバー」の自由でユーザー主導となるようだ。

 メーカーが「ヴァイン」を利用して未発売商品や新商品のサンプルをまくためには、アマゾンとの取引があることが前提。取引とは「アマゾンに商品を納入していること」であり、「マーチャント@」や「マーケットプレイス」などアマゾンで出店や出品を行なっている企業は「現状では対象外」(同社)としている。

 メーカーなど「ヴァイン」の依頼主はサンプル品となる商品本体のほか、アマゾンに利用料を支払うようだが料金については「商品ジャンルや数などでケースバイケース」(同)と明らかにしていない。サンプリング可能な商品については「食品以外」(同)。詳細は不明だが初回のメンバー向けメルマガには「本やCD、洗剤、鍋、掃除機など」(同社)が各メーカーから出されたようだ。

 アマゾンでのショッピングももちろんだが、リアルでの買物でも「アマゾンのレビュー」を購入決定の参考する消費者は多い。アマゾンでは「レビューの影響力」を活かし新たな収益源としたい狙いのようだ。

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