オルビスは7月1日、ポイント制度をはじめとするメンバーシッププログラムを刷新した。今後、会員等を対象にした体験イベントの充実を図っていく。8月には、限定商品の発売に合わせ、全国で体験イベントを開催。既存顧客以外も対象に開催することで新たな顧客との接点も築いていく。

　8月のイベントは、限定販売するメーク商品の発売に合わせたもの。美容の専門家を講師に招き、メークアイテムの選び方や活用方法について紹介する。

　全国3都市(東京、大阪、福岡)で開催。公式アプリケーションに登録するユーザーを対象に、抽選で約480人を招待する。3都市で各4回、それぞれ40人ほどを対象に行う。

　これまでも既存顧客を対象に、新製品のお試し会など小規模のイベントは行っていた。ただ、開催も都内に限られていた。今回のイベントの対象には、公式アプリに登録するユーザーも含めており、商品購入を前提にしていない。これらユーザーも対象に広く告知し、大規模に行うのは初めて。

　メンバーシッププログラムは、年間の購入金額に応じてポイント還元率が変わる「ステージ制」を採用している。新制度では、従来の4ステージを3ステージに変更した。
　また、アプリの登録メンバーや既存顧客を対象にした限定イベントやコンテンツ、キャンペーンの充実を図っていく。イベントは、四半期毎の開催を予定。商品やポイントだけでなく、体験を通じて顧客との関係強化を図っていく狙い。

　8月に発売する限定商品は、今年2月に発売した「トークリップグロス」(=画像、税込1404円)の限定色(3カラー)。会話により色が落ちたり、乾燥するといった悩みがあるグロスのデメリットを解消し、会話が弾むほどきれいな仕上がりになるというコンセプトをもとに開発している。会話をすることでより密着し、呼気から潤いをキャッチするという。前向きに利用してもらうイメージから「トークリップ―」と名付けた。手持ちの口紅との重ねづけで色のニュアンスを変えることができる。

　アイシャドウの発色をよくするアイカラー下地、マスカラの計5アイテムを限定発売する。