ジャパネットたかたは10月19日、25時間にわたって生放送でテレビ通販特番の放送を行った。同特番には同社前社長でかつて通販番組のメインMCを務めていた髙田明氏が1日限りでMC(司会者)として復活。同社が販売に注力するクルーズ旅行のほか、デジカメや寝具などを紹介。SNSで話題となるなど、手ごたえもあったようだ。

　25時間の生放送特番は同社が1994年にテレビ通販事業を開始してから今年で25周年を迎えたことから10月19日から同25日まで実施する販促キャンペーン「ジャパネットテレビショッピング25周年感謝祭」の一環として実施したもので、同社創業者で前社長であり、現在、グループ会社であるプロサッカーチーム「V・ファーレン長崎」の運営会社の社長を務める高田明氏が商品を紹介するMCとして出演した。同氏のMCとしての出演は4年ぶり。昨年1月にV・ファーレン長崎の年間パスポートを紹介するために、特別に出演しており、それ以来の番組出演となるが、2016年に通販番組のMCから引退後、基本的に通販番組には出演していなかった。なお、同氏のMC復活は1日限定だという。

　髙田明氏は番組の冒頭で特別に1日限定で復帰するとあいさつし、主に20日の午後2時からの2時間のコーナー「1日限定!創業者　高田明登場テレビショッピング」でMCとして登場し、同社が一昨年から販売を本格化させているクルーズ旅行や寝具「エアウィーブ」、健康食品「王乳」のほか、デジタルカメラ、家庭用カラオケ機など複数商品を紹介。ツイッターなどSNS上では髙田明氏の復活に関する投稿が多く散見されるなど一定の反響があったようだ。

　なお、同特番では掃除機や空調家電など売れ筋を中心に様々な商品を紹介したほか、フランスのクルーズ船からの生中継や同社のMC陣が日本全国に訪問する「25周年ありがとう!日本全国感謝の旅」、同社の25年間のテレビ通販を振り返る「25年プレイバック」などの企画を放送するなどした。

　同特番は同社運営するCS放送「ジャパネットチャンネルDX」で全編放送したほか、同社が通販枠を保有している地方局やBS局、独立U局など延べ25局でもコーナー単位などで部分的に放送した。