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ビーボ パーソナルサプリ展開へ、サーバーレンタルを定額で商品提案

2020年 1月30日 13:20

 健康食品通販を行うビーボが6月からパーソナルサプリメントを展開する。アプリを通じて顧客の状態をより深く把握。専用のサーバーをレンタルし、毎月定額で個々の顧客に最適化したサプリメントを届ける。雑誌やユーチューブなどウェブ広告で新規獲得に向けたプロモーションを行い、初年度に1万人の顧客獲得を目指す。

 専用のサプリメントサーバー(=画像)は、ヘルスサーバーを提供するドリコスと共同開発した。最大で8種類のカートリッジをセットできる。本体はレンタルで提供し、月額5000円前後で個々の顧客に合ったサプリメントが入ったカートリッジを届ける。

 サーバー内蔵の生体センサを指で触れることで静脈の状態から自律神経のバランスを測定する。専用アプリも開発。質問形式で生活習慣や食習慣、生理周期に関する情報、ダイエットや美容、妊活、疲労回復など悩みに関するデータを取得する。生体センサの情報と回答結果から最適なサプリメントを提案する。

 サプリメントは、約20種類から、6種類を提案する。顧客が悩みに応じて提供を受ける種類は選択することができる。

 サーバーでは、過去の回答結果など蓄積したデータや、生体センサによる日々の測定結果から提供するサプリメントの粒数も出し分ける。企業側からも定期的にアプリを通じて質問を行うなどフォローアップも行うことで顧客の状態を深く知り、提案するサプリメントの最適化につなげる。コールセンターやチャットを通じてサポートも行う。

 ビーボは、女性の産前のケアを目的にした葉酸配合の健康食品、産後のダイエットに対応した健食などマタニティ領域で事業を展開していた。ただ、産前や産中産後で必要な栄養素、ニーズも異なっていた。パーソナルサプリの展開でこうしたニーズに応える。

 また、健食は作用が穏やかで効果実感が得にくいことが課題。アプリを通じて顧客の体調変化を測定、グラフ等で可視化することで満足度を高める。

 主に20代後半から30代前半の出産前後の女性向けに展開しつつ、美容やダイエット、中高年の悩みなどより幅広い層にアプローチしていく。

 サプリメントサーバーを通じて個々の顧客のより深いデータの取得に向けた動機付けを図り、将来的に新商品開発やデータを活用した他社との連携も視野に入れる。

 
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