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オークローンマーケティング 最上位マットレスの売れ行き好調、快適な寝心地追求で“想定以上”に

2020年 2月13日 13:30

 オークローンマーケティング(OLM)が販売中の人気寝具ブランド「トゥルースリーパー」の低反発マットレスの最上位モデル「トゥルースリーパー プレミアケアメルティスト」が堅調に売り上げを伸ばしているようだ。現状、ネット販売をメインに一部店舗への卸販売を実施しているが、「想定以上の売り上げ」(同社)という。春先に向けて主力のマットレスの購入者へのアップセルや各種プロモーションを強化して、新生活需要の取り込みを図り、さらに売れ行き拡大を図っていく考えのようだ。

 「トゥルースリーパープレミアケアメルティスト」(=写真)は昨年12月上旬から本格販売を始めた同社が販売する寝具ブランド「トゥルースリーパー」で展開するマットレスの最上位モデル。特徴は厚さ約10センチという極厚マットレスで睡眠中の腰や肩の負担を軽減。また、低反発、高反発、波型の3層構造を採用し、快適な寝心地を追求している。なお、防臭・防ダニ・抗菌加工を施しており、衛生面にも配慮している。サイズはシングル、セミダブル、ダブルの3サイズ展開で価格(税別)はそれぞれ4万9800円、5万3800円、5万7800円で販売している。

 同社の主力販路であるテレビ通販については「来期以降に検討中」(同社)としており、現状の販路は同社運営の通販サイトでのネット販売をメインに店舗(卸販売)展開となる。ただ、店舗については「トゥルースリーパー」の他の商品よりも価格帯の高い最上位モデルがゆえに、利用者にその特徴や利点をしっかりと説明できる愛知・熱田、三重・桑名、神奈川・平塚に構える直営店のほか、「トゥルースリーパーの専用コーナー」をショップインショップとして確保している売り場のうち、現在のところ愛知、広島、熊本の7店舗に限定して販売しているという。

 2月5日に都内の同社オフィス内で開催した睡眠の専門家による睡眠に関する講演などを行ったメディア向け勉強会に登壇した同社のトゥルースリーパーディヴィジョンの稲垣美智子マネージャーによると、昨年12月の発売から2カ月が経過した同商品の現状の売れ行きは「(インフォマーシャル展開を含めて)まだ、積極的な広告展開を行っていないにも関わらず、ネット販売での売れ行きもよく、想定以上の売り上げ」としており、堅調に売れ行きを伸ばしているようだ。

 今後はネット販売の強化に加え、東京、埼玉、千葉、群馬、栃木にも卸先店舗を拡大。また、現状も実施している「トゥルースリーパー」の主力低反発マットレス「トゥルースリーパー プレミアケア」の購入者へのアップセルの積極化などのほか、1月9日からスタートした「プレミアケアメルティスト」を含めて、「トゥルースリーパー」が展開するマットレス、枕、掛布団一式を希望する企業に各5点までを上限に無料で提供する「トゥルースリーパー『お昼寝普及活動』」を展開するなど拡販や認知向上策を進める考えで、「新年度や新生活を始まり、需要が高まる3、4月の春先に向けて売り上げをさらに上げていきたい」(稲垣マネージャー)と意気込む。

 なお、稲垣マネージャーによると「トゥルースリーパー」のシリーズ全体の売れ行きは好調で、シリーズ累計の販売台数は2003年の販売開始から18年9月までに600万枚を突破。以降も売れ行きは堅調で間もなく700万枚に到達する勢いのようだ。マットレスでのスタートから、枕や掛布団など徐々に商品のナインアップを増やしてきた「トゥルースリーパー」。今後は寝具にとどまらず、広く睡眠ブランドとして様々な商品群を増やしていく構想もあるようで、ブランドの強化・認知アップを図っていく考えのようだ。

 
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