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ファンケル プチプラコスメを展開、新ブランドで20代女性と接点

2020年10月 1日 07:30

 ファンケルが安価な品揃えの「プチプライスコスメ(プチプラコスメ)」市場に参入した。20~30代向け新スキンケアブランドを立ち上げ、価格は一律「990円(税込み)」に設定。若年層のニーズに寄り添った商品設計で、新規顧客との接点を創出していく。
 









 新ブランドは「mogu(モグ)」(=画像)。クレンジング、洗顔料、化粧水、オールインワンジェル、クリームの5アイテムを展開する。ファンケルの無添加スキンケアとは異なる無添加基準で開発した。

 9月26日から全国のローソンで先行販売を始め、10月1日からアイスタイルの「@cosmeTOKYO」(東京・原宿)や同社の通販サイトで発売する。ローソンの販売店舗数は非公開。販売状況に応じて徐々に販路拡大を検討する。

 商品は、若年層の多くが抱える肌悩みである「過剰皮脂」や「乾燥やくすみ」などのケアを目的にした「トリプルビタミン」(2種類のビタミンBとビタミンEの組み合わせ)、「ヒアルロン酸」などを共通成分として配合する。

 また、はちみつエキス(クレンジングに配合)、くるみのスクラブ(同洗顔料)、ヨーグルトエキス(同クリーム)など、機能を兼ね備えた自然素材を意識した成分を配合することでナチュラル感を演出する。

 ファンケルによると、女性の有職率の増加とともに、肌への安心感、癒しを求めた自然素材・オーガニック系化粧品のニーズが高まっているという。若年層を中心に時短コスメ、コストパフォーマンスの高いプチプラコスメも人気という。

 コンビニにおける専用什器、@cosmeと通じたプロモーションや、SNSを中心にブランドの認知を図っていく。初年度の売り上げ目標は公表していない。
 
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