通販新聞社 / 京王電鉄とコイル　ショールーミング店を開設、吉祥寺の商業施設に、D2Cブランドが出店

京王電鉄とコイル　ショールーミング店を開設、吉祥寺の商業施設に、D2Cブランドが出店

2021年 7月 1日 12:30

　京王電鉄は6月30日、アイリッジ子会社のQoil(コイル)と共同で、東京・吉祥寺のショッピングセンター「キラリナ京王吉祥寺」でアパレルD2Cブランド複数社のショールーミングストア「INSEL　STORE(インゼル　ストア)」を開設した。

　コロナ禍ではECがメインのD2Cブランドへのニーズが伸びているものの、試着ができない不安感などが課題のため、キラリナ吉祥寺に複数ブランドが商品を展示するショールームストアを展開することになった。

　「インゼル　ストア」では通常は手に取って素材を確かめたり試着してフィット感を確認したりできないD2Cブランドの服やアクセサリーを自由に試すことができ、気に入った商品はQRコードを介して各ブランドの通販サイトで購入してもらい、自宅などで商品を受け取れる。

　約20のD2Cブランドが共同で出店し、一定の周期で入れ替えを行うため、いつ来店しても新しい商品に出会えるとする。

　京王電鉄では当該ストアの開設で新しいビジネスモデルの構築にチャレンジする。また、実店舗で取得できるデータが商業施設と店舗双方に価値があるとし、「インゼル　ストア」およびキラリナ京王吉祥寺の入退館口や共用部の一部も各種計測機器を実装して実店舗でデータを取得するためのプラットフォームを整備していく。

　コイルは京王電鉄とD2Cブランドそれぞれのニューノーマルな体験づくりを支援し、”ショールーミングによるショートタイムショッピング”や”試してから買えるEC”などの買い物体験の提供を目指すという。