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レオマート イベントマッチングを本格化、EC事業者などに顧客接点の場、1年半で100件以上成約

2021年11月10日 11:00

 三越伊勢丹グループのレオマートは、リアルイベントを開催したいEC事業者などと三越伊勢丹店舗をつなぐイベントマッチングのプラットフォーム「イベマチ」を本格化させている。

 昨年2月にサービスを開始した「イベマチ」では、グループの百貨店やショッピングセンター、小型サテライト店といった商業施設のイベントスペースやエスカレーター横、屋上など150以上の区画を出店希望者に提供している。

 出店できる期間は1週間から1カ月間で、出店面積は5平方メートル~1000平方メートルと幅広く、リアルイベントを開催したい企業の商材や顧客ターゲット層に合致したスペースを提供できるという。

 通常、百貨店に出店する場合は消化仕入れ契約となり、顧客名簿を得るのは難しいが、「イベマチ」はスペースの定借契約で、出店者が売り上げや顧客情報を管理できるため、リアルイベントで顧客獲得を目指すEC事業者などにとってはメリットが大きい。

 スペースを提供する商業施設側にとっても遊休地をマネタイズできるほか、自社顧客に提供するコンテンツの幅が広がる上に、新しい客層の集客も期待できる。

 リアルのイベントスペースをEC事業者などに提供するサービスは他にもあるが、「イベマチ」は百貨店顧客に刺さるイベントに仕立てるのが強みで、プランニングやMD、人材手配、百貨店グレードの什器・装飾品の手配もサポートするほか、オプションサービスとして三越伊勢丹のカード会員への訴求も行うという。

 「イベマチ」の出店形態は、英会話教材の販促や相続税の相談会など物販は行わずに顧客名簿の獲得を目的とした店頭マーケティング型、D2Cやサブスク事業者が自社ECへの送客や定期購入につなげる目的で出店するショールーミング型、従来型の店頭で物販を行う商品販売型の3パターンに分かれる。

 サービス開始からの1年半で成約数は100件以上となり、内訳は店頭マーケ型が約6割、ショールーミング型が3割、商品販売型が1割程度だ。

 9月にはGMOメイクショップと業務提携し、EC構築サービス「メイクショップ」を利用するEC事業者にリアルの場を提供できるようにした。

 今後はグループ外の商業施設との連携も視野にあるようで、「イベマチ」事業としてまずは黒字転換を図りたい意向で、2年後には黒字化の目安となる粗利益1億円を目指すとしている。
 
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