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オイシックス・ラ・大地 入荷の遅れが原因、1月の新センター移転でトラブル

2022年 2月17日 13:00

 オイシックス・ラ・大地は、2月10日に開催した2022年3月期第3四半期の決算説明会で物流センターの移転に伴う物流トラブルの原因等を説明した。1月16・17日に発生したトラブルは、入荷商品の輸送を担当するドライバーが移転先の神奈川県海老名市の新センターへの到着の遅延などで、商品が予定通り入荷できなかったことが最大の原因。最新のマテハン機器は商品がそろわないと稼働しないため、入荷の遅れで本来効率的に行える出荷作業に支障をきたしたとしている。
 
 トラブルは1月16・17日、同じ海老名市の旧センターから新センターへの移転に伴い発生。移転はコロナ禍での需要増加に対応するため、出荷キャパシティを拡大する狙いで約2年前倒しして行ったという。

 入荷商品の輸送を担当するドライバーらが初めての輸送先ということもあり、道に迷ったり、また、道路の混雑が発生したりで、入荷が予定通りに進まなかった。新センター1階の入荷スペース、3階のピッキング作業スペースで混乱を来したという。

 3階のピッキング作業スペースのコンベアなどのマテハン機器類は商品がそろった上で稼働できるもので、入荷の遅れから棚入れやピッキングの作業ができない状況になった。一部を人手で作業を行って対応。そこでダンボール箱の検品での不手際(商品が何も入っていないダンボール箱を出荷)や、受注していた商品の一部だけを出荷するといったことから、顧客からのクレームにつながったという。

 現在、新センターは安定してきており、出荷の質も改善しており、品目数(SKU)を絞って稼働。1月25日以降は配送遅延なく対応できているという。今期中に回復する見通し。

 また、2~3月は新規会員獲得の需要な時期としており、プロモーションも再開するという。

 今回のトラブルに関して顧客からの問い合わせは、約7000件あったという。また、配送のキャンセルが約8万人、配送遅延が役1万人、商品欠品(1品以上)が約2万人だった。

 
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