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アスクルの「ロハコ」 オートロック開錠で置き配、顧客利便性と配送効率改善へ

2022年 6月 9日 13:00

 アスクルは6月6日から、運営する日用品通販サイト「LOHACO(ロハコ)」の商品をマンション入居宅へ配送する際に配送員がオートロックを開錠することで顧客が不在時でも玄関横に置き配ができるようにした。これまでオートロック付きマンションの置き配は顧客不在時には入館できないことから原則宅配ボックスのみだった。都内の一部から対応をはじめ、順次、対象マンションを拡大していく。宅配ボックスから自宅まで荷物を運ぶなど顧客側の負担軽減のほか、宅配ボックスに他の荷物でいっぱいの場合、荷物を持ち帰らざるを得ず、配送効率が悪くなる状況を改善したい狙いもあるようだ。
 










 オートロック付きマンションで玄関横の置き配が可能となるのは「ロハコ」および仮想モール「PayPayモール」に出店する「LOHACOPayPayモール店」での6月6日の受注分以降、顧客が注文時に「置き配・玄関横」と選択し、アスクルの物流子会社であるASKUL LOGIST(アスクルロジスト)の配送員が東京都世田谷区内に配送する商品でかつライナフが展開する入館のためのオートロックを遠隔開錠できるサービス「NinjaEntrance(ニンジャ・エントランス)」を導入しているマンションが対象となる。

 アスクルロジストの配送員はオートロックを一時的に開錠できる専用端末を用いて顧客宅の玄関先まで荷物を置き配、完了した様子を撮影し、顧客に当該写真付きの配送完了メールを送信する流れ。

 従来から商品の置き配指定は「玄関横」または「宅配ボックス」を注文時に顧客が選択でき、対応してきたが、オートロック付きマンションの場合、「玄関横」と指定しても届け先の顧客が不在時には配送員は入館できず荷物は持ち帰り、再配達することになっていたとし、オートロック付きマンションの置き配対応は事実上、宅配ボックスのみとなっていたようだ。

 今回、ライナフと連携してオートロック付きマンションにも玄関横への置き配に対応を開始したことで、「これまで宅配ボックスに置き配された重くかさばる日用品をお客様に自宅まで運んでいただくという状況だったが、こうした負担を解消したい」(同社)とし、顧客利便性向上を図る狙い。また、ネット販売の利用増などで宅配ボックスがすでに他の荷物でいっぱいとなっているケースや置き配場所を「玄関横」と指定していても顧客が不在にしているケースなど荷物を持ち帰らざるを得ない状況を回避して配送効率を高めたい狙いもある。

 まずは都内でも総住宅戸数の多い世田谷区のマンションからスタートして順次、対象エリアを拡大していきたい考えとしている。

 ライナフの「ニンジャ・エントランス」を活用したオートロック付きマンション宅への玄関横への置き配対応はアスクルの「ロハコ」のほか、ヤマト運輸でも展開する置き配に対応した配送サービス「EAZY(イージー)」の荷物のうち、都内3区(練馬区、板橋区、豊島区)で「ニンジャ・エントランス」を導入するマンションを対象に実施している。なお、アマゾンジャパンが展開中のアマゾンから配送の委託を受けた配送員がマンションのオートロック機能を解除できる専用アプリを使って顧客の不在時でも玄関前への置き配を可能とする「Key for Business」にもライナフが認定パートナーとして参画し、同サービスを導入したいマンションの営業や設置工事などを請け負っているという。
 
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