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北の達人コーポレーション 著作権違反で提訴、広告画像模倣で100万円の賠償請求

2022年 7月14日 13:30

 北の達人コーポレーション(=北の達人)は7月11日、通販事業を行うupscript(=アップスクリプト)を相手取り、著作権法違反で札幌地方裁判所に提訴した。自社の広告画像を模倣して作成した広告画像のアップロード行為の差止めと、100万円の損害賠償を求めている(北の達人コーポレーションの広告画像(画像㊤)とupscript社の広告画像(画像㊦
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 北の達人が販売する足のデオドラントクリーム「ノーノースメル」の広告画像を模倣した広告画像を使い、アップスクリプトが商品を販売していると指摘している。対象商品は、「ウィルクレンズ」の名称で通販する靴用の消臭スプレー、足のデオドラントクリームの2商品。広告画像の使用が、著作権法で著作者に複製の権利を定める第21条(複製権)、原案をもとに改変等の権利を定める同27条(翻案権)、これに基づきおおやけに伝達する権利を定める同23条(公衆送信権)に違反すると指摘している。

 北の達人は、2016年4月に「ノーノースメル」を発売。商品売上高は非開示としている。民間信用調査機関の調べによると、アップスクリプトの21年9月期の売上高は、前年比3倍の6000万円。同社に訴訟への受け止めを尋ねたが、電話は担当者不在で本紙掲載までにコメントは得られていない。

 北の達人は、損害額を1680万1200円と算定している。著作権法の損害額の算定手法に沿って推定。内訳は、模倣した広告画像を使用してアップスクリプトが得た利益を約1400万円、同一性保持権(著作者の意に反した改変を禁止する権利)に関する慰謝料が約100万円、弁護士費用など。

 賠償請求額は、現時点で100万円。訴訟の進行に応じて請求の範囲が拡大される可能性もあるとみられる。

 北の達人は、社内に「競合模倣対策室」を設置。自社の知的財産権保全に向け、知的財産権や公正な競争環境を害する行為について法的措置を含む対応を行っている。通販事業を行うはぐくみプラスに不正競争防止法に基づく表示の差止めと損害賠償を求めていた訴訟では、今年2月、知財高裁がはぐくみプラスに約6890万円の支払いを命じた。

 
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