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凸版印刷 アバターで試着体験提供、伊勢丹新宿店で期間限定展開

2023年 4月27日 12:00

 凸版印刷は4月より、アバター生成サービスの「MetaClone(メタクローン)」を用いて、店頭やイベント会場などのリアルな場所でアバターを通じたバーチャルファッション体験ができる「MetaCloneスタジオ」を開発し提供を始めた。

 











 同サービスでは、イベント会場に置かれたカメラ機能のあるサイネージの前に来場者が立つとその場で顔が撮影され、手軽に自身にそっくりのアバターが生成される。生成されたアバターにはイベントに合わせた衣服を着せ替えることができ、メタバースをリアル会場で体験できる。衣服の着用時の生地感や揺れ感、動きなども再現されるため、メタバース上でのアバターによる違和感のない試着となり、実際の商品を試着をせずに着用感を確認できるとしている。

 また、体験者はその場で作成されたQRコードをスマートフォンで読み込むと、体験したメタバース空間の動画をダウンロードして持ち帰ることも可能となる。

 今回は、都内新宿の「伊勢丹新宿店」において、MetaCloneスタジオに登場するアバターを、スマートフォンアプリ「REV WORLDS(レヴワールズ)」を使って、仮想伊勢丹新宿店1階にポップアップストアとして開設する「クレプリ ツモリチサト × TOPPAN バーチャルショップ」に配置する。新ブランド「クレプリ ツモリチサト」の洋服を販売し、同ポップアップストア内に設置されたサイネージを通して、来場者自身のアバターがメタバース上のブランドの世界観に入り込み、試着などの体験ができるコンテンツ提供となる。開設期間は4月19日~同25日まで。

 今後は、ファッション業界をはじめ、スポーツやアニメ・ゲームなどのイベント会場、博物館や資料館観光地などでの展開も視野に入れていく。導入費用はライセンス代や機材レンタル代なども含めて250万円から。凸版印刷では2028年までに、関連受注を含めて約10億円の売り上げを目指している。
 
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