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上期の通販市場規模は1.1%減に――日本通信販売協会調査

2010年11月18日 14:44

6men.JPG  日本通信販売協会(JADMA=事務局・東京都中央区、宮島和美会長)の売上高月次調査集計によると、対象約130社の2010年度上半期(4~9月)の総売上高は前年度同期比1・1%減の7179億9300万円となった(表参照)。健康食品を除いた「食料品」や文具・事務用品、化粧品を除いた「雑貨」などが前年度を大きく上回ったものの、「家庭用品」や「通信教育・サービス」「衣料品」の不調が響き、全体では前年度同期比で微減となった。

 カテゴリー別に見ると「衣料品」が同5・2%減の1584億9000万円となった。「家庭用品」は同7・1%減の1066億7900万円となり、上半期を通じて前年度を上回った月がなく、不調に終わった。

 「雑貨」全体は同0・7%増の2949億2800万円となった。このうち、「文具・事務用品」が同1・9%減の1007億8800万円、「化粧品」は同1・9%減の921億9100万円、両項目を除いた「雑貨」は同6・1%増の1019億5000万円となった。

 「食料品」全体は同6・8%増の1173億1600万円となり、上半期を通じてすべての月で前年度を上回る結果となった。このうち、「健康食品」が同5・7%増の859億500万円となった。健食以外の「食料品」は同10・1%増の314億1200万円となり、唯一の2ケタ増で全項目の中でも最も伸長した。

 「通信教育・サービス」は同8・4%減の188億200万円と全項目を通じて最も減少した。「その他」は同4・6%増の217億7600万円だった。

 加えて、2010年9月度の主要133社の通販総売上高は、前年同月比3・6%減の1179億8800万円となった。健康食品を除いた「食料品」が同15・6%増と大幅に伸長したものの、「家庭用品」が同10・4%減、「衣料品」が同9・4%減と、ともに大幅にマイナスとなり、全体では前年割れとなった。なお、1社当たりの平均受注件数は、8万8035件(回答107社)。


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