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店とEC、決済手段に変化

2019年 6月27日 13:15

 コーヒーチェーンを展開するスターバックスコーヒージャパンが6月26日から、アプリを通じて注文と決済を事前に完了するサービスを始めた。ユーザーは飲みたい商品をスマホアプリで注文し、「約5~10分後」などと指定されたタイミングに受け取りにいけばよい▼レジに並ぶ必要がなく、シロップやホイップクリームの変更など中身のカスタマイズも簡単にできる。まずは都内56店舗で始める。今年中に対応店舗を300店に拡大し、来年末までに全国展開を目指す▼キャッシュレス化が進む中国では、アプリで事前注文するコーヒーチェーンとして「ラッキンコーヒー」が先行しており、現地で拡大している。スタバは日本で同様のサービスを広めていく狙いのようだ▼実店舗での決済手段の様相が大きく変わりつつある。大々的なキャンペーンを仕掛けている「PayPay」や「LINEペイ」などのコード決済も、各社のサービス合戦が続いている▼ECでも新たな動きが出てきている。中古品買取アプリを手がけるバンクはこのほど「モノ払い」という決済手段の提供を始めた。ユーザーはお金の代わりに私物など不要な「モノ」で支払う。その価値をAIが査定する。この決済手段はアパレルのナノ・ユニバースが通販サイトに導入する予定だ。新しい決済方法が顧客の購買行動にどのような変化を及ぼすのか注目したい。
 
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