アンファー（本社・東京都中央区、三山熊裕社長）は２月22日、まつ毛美容液を発売する。目元の印象を左右するまつ毛に着目。女性向けシャンプー「スカルプＤボーテ」の開発で得た知見を生かし、シャンプーと共通の成分を配合した。短期間で効果が実感できる処方とし、幅広い年齢層へ訴求する。ヘアケアだけではない「エイジングケア」をテーマにした企業コンセプトの認知度向上につなげたい考え。

発売するのは「ピュアフリーアイラッシュ」（６ミリリットル入、税込１６８０円）。頭皮よりもヘアサイクルが短いまつ毛の特性を考慮し、細胞に働きかける「ビタミン化ペプチド」と、補修成分「パンテノール」を組み合わせた新規成分「ワイドラッシュ」を配合。育てたまつ毛を強くつなぎとめ美しい状態を維持するという。

　同社はヘアケアの商品開発ノウハウをまつ毛美容液に応用。頭髪同様にまつ毛のヘアサイクルに合わせた５成分を配合。成長期や後退期、休止期などの５つのタイミングに合わせて５成分を配合。シャンプーに使用していた「グリチルリチン酸２Ｋ」や「酢酸トコフェロール」、「６年根人参エキス」を使用した。

　同商品はシリコンやアルコール、オイル不使用で、防腐剤や合成香料、合成着色料、界面活性剤を無添加とした。ピュアフリー処方として訴求し、敏感な目元に使用できる安心感を打ち出したい考え。

　ターゲットは幅広い年齢層を想定。店頭販売のまつ毛美容液購入者は20代がメーンとなっているが、年齢とともに衰えるほか、エクステやメイクによるストレスがあることから、幅広い年齢層の開拓が見込めると分析した。ウェブなどへの広告出稿も検討しており、商品認知や信頼性を高めた上で展開する方針としている。

　同社は１月23日から、通販サイトで先行予約を開始。自社顧客のモニター調査で寄せられた１週間で効果を実感したとする声や、まつ毛のハリを初体験できたとの感想を掲載し購入につなげる。