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テレビショッピング研究所  ケータイ美顔器に手応え、30代女性層を獲得へ

2011年 1月20日 11:06

  8-2.jpgマスカラサイズの美顔器はいかが。テレビショッピング研究所が今年1月から本格販売を開始した携帯できるモバイル美顔器「nanoGrance(ナノグランス)」がヒットの兆しを見せている。昨年末のテスト販売では販路を絞っていたにも関わらず、小型・軽量でスマートなデザインから、30代女性を中心に、およそ1カ月間で1000台強を販売するなど、売れ行きに手応えを感じているようだ。今年からは本格的に同商品の販売を開始。テレビやネットでの自社通販のほか、GMSや家電量販店、大手通販企業などへの卸販売を含め、まずは年間2万4000台の販売を目指す。

 今年1月から本格販売を始めた「ナノグランス」(写真、価格1万4700円)は同社が開発した持ち運びに便利な携帯用美顔器だ。専用の化粧水をミスト噴射して、いつでもどこでも肌を潤わせることができる。この商品の最大の特徴は小型・軽量であることだ。

 昨年から若い女性の間で持ち運びできるヘアアイロンなどのモバイル美容グッズ、いわゆる「モバ美」が流行の兆しを見せており、携帯用美顔器もすでにいくつかのメーカーから発売されているが、「ナノグランス」はその中でも一番軽く、重さはわずか27グラム(乾電池の重さ除く)。

 小型・軽量かつ「マスカラ」サイズのスティック型の形状は使いやすさのほか、化粧ポーチに収納できるなど持ち運びに便利なことから消費者からはもちろん、発売後に30誌以上の女性誌に広告ではなく純粋な記事として紹介されるなど反響も高いという。

 昨年12月から一部、量販店への卸に加え、CSを中心とした30分の長尺のインフォマーシャル、ネット販売でのテスト販売を経て、今年1月から卸と自社通販で本格販売を開始した。自社通販と商品認知度アップのため、近く4~5分程度の中尺のインフォマーシャル放送を地上波も含めて開始する意向。

 まずは卸、自社通販を含めて月間2000台、年間で2万4000台の販売を目指す。また、「ナノグランス」本体のほか、消耗品である専用化粧水「ナノグランスエッセンス」(1本2480円)のリピート販売も狙う。

 同社ではこれまで青汁などの健食や雑貨を主軸に通販展開を行ってきたが、「ナノグランス」のような美容商品を取り扱うことで、新たな収益の柱としたいほか、獲得しにくかった30代女性など新規層の取り込みを図り、そうした層に既存の健食や雑貨を販売していきたい狙いもあるようだ。

 なお、「ナノグランス」は同社が立ち上げた美容ブランド「SIF.b(シフビー)」の第1弾商品で今後も同ブランドで様々な商品を投入する考え。


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