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カネカ 機能性表示食品3商品で届出、将来的に全商品対応も視野

2015年 9月17日 16:39

081.jpg カネカが機能性表示食品制度を積極的に活用していく。9月18日から健康食品通販を行う子会社のユアヘルスケアを通じ、すでに届出を受理されたダイエット関連の商品の販売を開始。このほか、すでに2アイテムでも届出を行っており、受理を待っている段階。将来的に通販で展開する商品の大半を新制度に沿った商品にすることを目指す。

 販売を始めるのは「グラボノイド」。今年7月に消費者庁に届出が受理された。機能性関与成分は、甘草に由来する成分。「体脂肪を減らすことをサポートし、BMIの改善に役立つことが報告されています」といった機能を表示する。

 通販では、新規獲得に向けたプロモーションも強化。具体的な媒体戦略は今後検討するものの「ウェブのほか、機会があれば他(媒体)にも広げたい」(カネカ)とする。

 カネカでは、「グラボノイド」のほか、すでに還元型コエンザイムQ10、菊花ポリフェノールを使った2アイテムで届出を行っている。いずれもカネカで原料販売するほか、ユアヘルスケアでも同素材を使った健食を「還元型コエンザイムQ10」「クリスフラボン」の商品名で展開する。

 還元型コエンザイムQ10は、さまざまな機能が期待されるが"身体の疲労感の軽減"を中心とした機能性表示で届出を行っているとみられる。同様の表示では、すでに他社の製品で届出が受理された実績もある。また、菊花ポリフェノールは、尿酸値の上昇抑制に関する機能で届出を行っている。

 このほか、乳酸菌R037を使った商品も、届出に向けた準備を進めている。これもユアヘルスケアで通販しており、「将来的に、全商品で(新制度に)対応することを目指したい」(同)としている。

 ユアヘルスケアは2010年に健食通販に参入している。民間信用調査機関の調べでは、14年3月期の売上高は前年比29・4%増の6億8600万円。
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