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山田養蜂場 ヘアケアの展開強化、増収率は月50%増で推移

2016年12月 8日 10:08

  8-1.jpg山田養蜂場がヘアケア商品の展開を強化している。今春、リニューアルした育毛剤の月次売上高は20~50%超の増収率で推移。10月には通販業界で取り扱いが増えているヘアカラートリートメントで新規獲得も始めている。

 リニューアル発売したのは、「薬用RJ地肌ケアエッセンス」(=画像、150ミリリットル、税込5616円)。頭皮の潤いや過剰な皮脂分泌を抑える「ローヤルゼリーエキス」など9種類の植物由来成分を配合。今回、医薬部外品として「発毛促進」と「毛生促進」の効果で新たに認可を受けた。育毛剤は、2012年から展開している。

 リニューアル前から徐々に販売に力を入れ始め、新規獲得の広告出稿も強化。昨年6月~今年8月の月次売上高は20~50%超の増収率で推移している。

 15年度の国内ヘアケア市場は前年比0・4%増の4432億円になる見通し(矢野経済研究所調べ)。頭髪のアンチエイジングに対する関心の高まりから5年連続でプラスになるという。

 山田養蜂場が約2200人の女性を対象に行った調査でも「毛髪の悩み」を持つ女性は約8割。「ハリ・コシのなさ」(約25%)、「量の少なさ」(22%)の悩みが上位に上り、顧客からヘアケア商品の要望も増えている。

 10月には、低刺激でありながら染まり具合にこだわった白髪染め「ヘアカラートリートメント」(210グラム、税込3240円)の販売も始めた。

 一般的な2剤式のヘアカラーは染色力が強い一方、髪や頭皮へのダメージが大きいことに顧客の不満があった。一方、ヘアカラートリートメントは髪や頭皮へのダメージが少ない反面、染まりにくいといった課題がある。

 山田養蜂場では、アミノ酸の一種である「グリシン」を配合することで染色性に優れ、落ちにくい処方にした。また、髪の保湿を目的にハチミツやハチミツ由来のアミノ酸、ローヤルゼリーエキスを配合した独自の「ハチミツヘアバター」も配合。化粧品より健康食品企業としてのイメージが強い中、ハチミツ関連成分を使うことで独自性を打ち出している。

 ヘアケア関連は、ほかに「薬用RJ地肌ケア」シリーズのシャンプーやコンディショナー、若年層向けに「ハニーアロマシャンプー」や同コンディショナーなどを展開している。

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