ミズノは6月14日、睡眠市場への本格参入に向けて新シリーズ「MIZUNO　SLEEP(ミズノスリープ)」を立ち上げ、第1弾として高い体圧分散と寝返りのしやすさを実現したフィジカルサポートマットレス「ReFull(リフル)」と、睡眠中の熱を逃がす敷パッド「風道(フウドウ)」を応援サービス「マクアケ」で予約受注を開始した(画像)。商品の配送は「フウドウ」が7月下旬、「リフル」が9月中旬を予定する。
 








　ミズノは総合スポーツ用品メーカーとして、さまざまなスポーツ分野で商品開発を行ってきた。「ミズノスリープ」は、その技術やノウハウを新たに睡眠領域に展開し、”スポーツテクノロジーで睡眠をもっと快適にする”をコンセプトに、すべての生活者の睡眠パフォーマンスの向上を目指す。

　マットレスの「リフル」は、通気性に優れた同社の高反発網状素材を使用した3層構造で、上層部(フィット層)は繊維を糸の形状にすることでやわらかくし、高反発ながらも包み込むようなフィット感を実現。寝心地の良さと寝返りのしやすさを両立したという。

　下層部(サポート層)は繊維をチューブ状に成形。硬くしたことで7センチの厚みでも腰のような重い部分も沈み込まずに下から支えることができ、底付きを感じにくい仕様にした。

　体の各部位の形や可動域を考慮し、6つのゾーンに分けて異なる特徴を持たせ、高いフィット感を得られる独自設計という。仰向けの体圧分散性だけでなく、横向けの体圧分散性にも優れ、睡眠時の一カ所にかかる体圧を分散し体への負荷を軽減する。

　また、8万回の圧縮テストに耐え、JIS規格で耐久性の最高評価である1級を獲得。へたりにくく、快適に使用できる。さらに、寒い冬でも電気毛布や布団乾燥機などなどを使用することができる耐熱性も兼ね備えているという。

　敷パッドの「フウドウ」は、独自の凸凹生地により、体と寝具が接触している箇所に隙間ができるため、睡眠中にかいた汗を効率的に拡散し熱がこもりにくくなっている。

　また、ループ状のメッシュ機能とストライプ状に配したクッション構造繊維が生地の潰れを防ぎ、体が接触している箇所でもメッシュ構造をキープすることで熱がこもりにくくなっている。

　通気性を追求したミズノの独自機能素材「ドライエアロフロー」の空隙構造メカニズムを応用することで、性能が向上。汗をかいてもさらっとした快適な状態を作ることができ、睡眠中にかく汗の不快感を軽減する。

　「マクアケ」では早割価格が設定されているが、一般販売価格は「リフル」のシングルサイズは税込8万8000円、セミダブルサイズが同9万9000円、ダブルサイズが同11万5500円、「フウドウ」は9900円となる。