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waja 日本上陸ブランドを特集、売れ筋の品ぞろえに強み

2011年 3月16日 16:48

 5-2.jpg海外ファッションのネット販売を手がけるwaja(ワジャ)は、海外人気ブランドの日本上陸に合わせた特集企画を組むことで、当該ブランドへの関心が高い消費者の獲得や、売り上げ増につなげる。

 この一環として、3月8日からスペインのファストファッション「ZARA(ザラ)」の妹ブランド「ベルシュカ」が同月25日、東京・渋谷に日本1号店を開設することから、上陸直前特集を始めた(画像)。

 現時点で同企画の成果は明らかにしていないものの、wajaでは過去にもスウェーデンの「H&M(ヘネツ・アンド・マウリッツ)」や米「フォーエバー21」の日本進出に際して同様の特集を実施。当該ブランドへのアクセス数は従来の倍以上となったほか、両ブランドの月次販売額は上陸した月に過去最高をマークするなど、効果は大きいとしている。

 wajaは、日本未上陸のファッションブランドを数多く扱っているため、上陸直前特集を組む各ブランドについて、これまでの売れ筋状況などから日本で人気が出そうなアイテムを予想し、品ぞろえを厚くできるのが強みだ。

 同社によると、上陸直前のブランドは紙媒体やテレビなど各メディアへの露出が急激に増え、ネット検索数自体が増加することから、いち早く特集を組むことでヒット率を上がり、新規ユーザーの獲得にもつながるという。

 また、同社の顧客は大きく分けてニューヨークブランドなどの高級ゾーンと、ファストファションを好む層の2つに分かれており、後者は客単価こそ低いものの受注件数は多いため、ファストファッションを好む既存顧客の買いまわりにも期待している。

 なお、今回、特集を組む「ベルシュカ」は、スペインの大手アパレルメーカー、インディテックス社のファストファッションブランドで、日本以外では約50カ国、680店舗以上を展開。主に10~20代女性の支持を集める人気ブランド。

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