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楽天のショップ・オブ・ザ・イヤー2011、爽快ドラッグが3連覇、ケンコーコムや上新電機も連続受賞

2012年 2月 9日 14:09

楽天(本社・東京都品川区、三木谷浩史社長)は2月2日、都内で「楽天市場」出店店舗を対象にした「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2011」の授賞式を開催した。売り上げやユーザーの人気投票などを基に選ばれた店舗を表彰するもの。総合グランプリは、日用品や医薬品を扱う爽快ドラッグの通販サイトが3年連続で受賞した。2位は前回3位のケンコーコムが受賞。3位は前回2位の上新電機が受賞した。順位の変動はあるが、上位3店は3年連続で同じ顔ぶれとなった。
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同イベントは、楽天市場に出店する約3万8000の店舗の中から、売り上げや注文件数、ユーザーの人気投票などを基準に総合的に評価し、優秀店舗を決定するもので、今年で14回目の開催となる。総合賞のほか、ジャンルごとの優秀店舗も決定する。

 3年連続で総合グランプリを受賞した爽快ドラッグは、「医薬品・コンタクト・介護ジャンル賞」でも「ジャンル賞ダブルイヤー」を受賞。同社の商品グループ兼Webグループの加藤グループ長は、「本当に嬉しい。この一年、品揃えも値段も配送も、お客さんに満足していただけるレベルを目指して改善に改善を重ねてきたので、そのあたりが評価していただけたのかなと思う。どれかひとつではなく総合的に底上げしてきたので、来年も同じように頑張りたい。(来年の4連覇については)結果的に取れれば嬉しい」と受賞の喜びを語った。  

 また、震災以降の変化については「初めて利用される新規のお客さんが増えた。日用品をネットで買うという行為が一般化したのだと思う。これは今後も変わらない傾向だろう」とした。

 前回よりひとつ順位を上げた2位のケンコーコムは、「今年は震災があり、生活必需品に対するニーズが増えた。ユーザーのライフラインを支えるため、バックアップ体制やリスク管理を徹底するなどインフラを強靭なものにし、しっかりした供給体制が維持できるよう心がけてきた。今年はさらにインフラ整備を進めていき、また中国、アジアなどへの国際展開にも取り組んでいきたい」と意気込みを語った。

 通販サイト「Joshin web 家電とPCの大型専門店」が3位を受賞した上新電機は、「去年は激動の一年だった。今回で8回目の受賞となり、総合賞をいただいたのは5回目となる。末広がりの8ということで今後も末永く『Joshin web』をご愛顧いただけるように頑張りたい」とコメントした。

 授賞式の翌日には、三木谷社長の講演や地域ごとの優秀店舗を選出する「楽天新春カンファレンス 2012」を開催した。今回は「インターネットのスーパーパワー」をテーマに三木谷社長が講演。昨年12月に「楽天市場」の年間流通総額が1兆円を突破したことに触れ、「これまでは『3倍の法則』で来たが、次は3兆ではなく10兆円を目標に掲げたい」と意気込みを述べた。

 また、今後の楽天市場の方向性について「これからは物流に力を入れていく。オプションサービスとして、究極的には5時間以内にモノが到達するサービスを実現したい。そのために、東京だけではなく全国に楽天独自の物流センターを作っていきたい」と計画の一端を語った。


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