千趣会、石巻で親子ヨガイベント開催、"子育て"軸に復興支援
2015年10月22日 10:16
千趣会は１０月１７日、宮城県石巻市内のコミュニティーセンターで「ベルメゾン親子ヨガフェスタＩＮ石巻」を開催した。同社が継続的に取り組んでいるＣＳＲ東北復興支援活動「東北ハハトコかけはしプロジェクト」の一環で開催したもので、今回は通販カタログ「ＳＰＯＲＴＳ」の創刊２５周年を記念したイベントとして親子がスキンシップをとりながらヨガを体験できるものとした。
開会セレモニーでは千趣会の田邉道夫社長が、前日の石巻視察の状況を踏まえて「復興にはまだまだ時間がかかると感じた」とした上で、「一企業としてできることには限界があるが、一過性のものでなく息の長い支援、身の丈にあった支援を続けていきたい」とあいさつ。また、「企業ビジョンであるウーマン・スマイル・カンパニーとしてグループを挙げて、子育てに取り組むお母さん方を笑顔にしたい」とし、最後に「がんばっぺ石巻！」と参加した母子にエールを送った。
また、田邉社長は今回のイベント開催や復興支援活動で付き合いのある子育て支援ＮＰＯ「ベビースマイル石巻」に対し、千趣会顧客からの募金「えがおの森基金」で集まった同ＮＰＯ向けの１年分の寄付金（１２０万円）と目録を贈呈した（画像一番上）。
同ＮＰＯの荒木裕美代表は「こうしたイベントを楽しみに過ごすこと自体が活力になる」と強調。「震災直後だけでなく４年目に入っても支援を続けてくれる千趣会は本当に信頼できる企業」と結んだ。
「ＳＰＯＲＴＳ」カタログ２５周年を記念したイベントは、午前はベビーヨガ、午後はキッズヨガの２部制で、千趣会会員とＮＰＯ団体を通じて募集した東北の母子計８５組を招待した。ヨガ体験には宮城県内でマタニティーヨガなどを教えるインストラクターが登場。赤ちゃんが心地よくなる抱っこの方法や健やかな成長を促すベビーヨガマッサージ、ママの産後の身体を整える骨盤調整ヨガなどを指導（画像２番目）し、午後は乗用玩具「ロディ」を使ったキッズヨガを教えた。
当日はヨガ以外にも家族で楽しめるよう、プロカメラマンによる家族写真撮影（画像３番目）のコーナーのほか、ヨーヨー釣りや景品付きの輪投げといったミニ縁日（画像４番目）、焼きそばやピザなどが食べられるフードコーナーも設けた。
震災直後から支援物資の提供や義援金を届けてきた千趣会。今回のイベントはセレモニー時こそ田邉社長の被災地への思いなど復興支援を感じさせるものだが、「ＳＰＯＲＴＳ」カタログの２５周年企画と合わせることで、"子育て中のママを笑顔にしたい"という千趣会やＮＰＯの思いがストレートに伝わってくるイベントで、参加した家族は無料で楽しめる盛りだくさんの内容に満足していたようだ（画像一番下）。
