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スクロール、独自ブランドの化粧品発売「ラプリエール」、初年度売上高2億円

2010年 8月 5日 10:40

スクロール(本社・浜松市中区、堀田守社長)は8月23日、オリジナルブランドのスキンケア化粧品を発売する。衣料品通販の主力顧客層である20~30代女性がターゲット。1000人の顧客にアンケートを実施し、最も要望の多かった保湿機能を重点に置いた化粧品を開発した。初年度の売上高は2億円を見込む。同社では今年4月に化粧品のネット販売を手掛けるイノベートを子会社化しており、独自ブランドを発売することで本業となる衣料品通販とのシナジー効果を期待する。
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ブランド名は「ラプリエール」。同社の基幹ブランド「ラプティ」とフランス語で祈りを意味する「プリエール」を組み合わせた。

 販売するのは「クレンジングオイル」(税込1470円)、洗顔の「ホイップウオッシュ」(同1365円)、化粧水の「バランスローション」(同1575円)、乳液の「バランスミルク」(同1785円)、美容液の「ホワイトエッセンス」(同2520円)の5商品。現在使用している商品からの切り替えが容易にできる価格設定にしたとしている。7月30日から、5商品をセットにしたトライアルセット(同1260円、12月末までの特別価格)の先行予約を開始した。

 保湿機能を重視し、3種類のヒアルロン酸や3種類のコラーゲン、3種類の植物由来成分を配合している。商品の開発は国内の化粧品メーカーが手掛けており、OEM提供を受ける形となる。なお、メーカー名は「非公表」(経営企画部)としている。

 商品の販売は新たに立ち上げたラプリエールのサイトで行う。スクロールの総合サイトから誘導するほか、衣料品などを購入した顧客に対して、化粧品のチラシを同梱する。今後はネット広告や雑誌でのタイアップ企画なども考慮する。

 カタログでの取り扱いや、子会社化したイノベートの通販サイト「コスメランド」での販売については「現状では考えていない」(同)という。

 スクロールでは化粧品事業の売上高を100億円まで伸ばす計画で、衣料品事業と顧客層を共有することで受注を拡大していく。


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