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アダストリア フリマサービスを開始 スタッフが古着を出品

2023年10月13日 11:15

 大手アパレルのアダストリアは1011日、ファッションブランドとして初のフリマサービス「ドットシィ」をスタートした。同社グループのブランドスタッフ、ショップスタッフが出品者となり、ユーザーはお気に入りのスタッフから直接購入できる。自社EC「ドットエスティ」と会員情報を連携し、ドットエスティ会員に〝推し〟のファッションをサステナブルに楽しんでもらうという新たな顧客体験を提案する。


 近年はファッションとしての古着の人気や、サステナビリティへの関心の高まりとともに、リユース・リサイクルに取り組む生活者が増えていることから、ユーズド品の市場には多数のフリマサービスが存在している。


 一方で、「情報が多過ぎて自分に合うものや好きなものが見つからない」とか、「顔の分からない相手との取り引きは不安」といった悩みや、「好きな人が買ったものやライフスタイルを真似したい」といったニーズが生まれているという。


 加えて、同社グループでは働くブランドスタッフ、ショップスタッフからも、クローゼットに眠る洋服や思い入れのある服をフリマサービスで売りたいものの、「たくさんの出品に埋もれてしまい、なかなか売れない」や、「価格交渉や個人でのやり取りが不安」といった声があった。


 そこで、新フリマサービス「ドットシィ」は、同社グループのスタッフと、ドットエスティ会員だけが利用できるプラットフォームとし、普段からお気に入りのファッションを楽しんでいる人たちをつなぎ、気軽にほしいもの、好きなものに出会うことができ、使いやすくて安心なフリマサービスとして開発した。


 同社グループ初のリユース事業として、まずは自社のアパレル商品から取り扱いをスタート。将来的にはドットエスティ会員も出品者として参加できるサービスを目指し、ファッション業界全体のサーキュラーエコノミー実現に寄与していく。


 「ドットシィ」では、自社ECで人気のスタイリングコンテンツ「スタッフボード」のフォロー情報と連携。普段からスタイリングを参考にしているスタッフの古着を購入できるため、手持ちの服と合わせやすく、サイズ感で迷いにくいほか、「ドットエスティ」で買い逃した、今は販売していない商品が出品されることもあるという。


 また、ファッションのプロがタグづけをしており、「オフィス」「女子会」「フェススタイル」など、着用シーンからも検索しやすい。


 「ドットシィ」での買い物にポイントは付与されないが、手持ちのドットエスティポイントは1回の取り引きで1000ポイント(1000円分)まで利用できる。
 
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