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GRA、販社取り込み普及へ、認証マークで差別化図る

2012年 5月13日 21:19

ブドウ由来レスベラトロール協会(GRA=事務局・東京都中央区、市川剛士代表)が「ブドウ由来レスベラトロール」の普及に向けた活動を強化する。5月末から加盟企業の募集を本格化。通販大手など販売事業者の取り込みを進める一方、他の由来原料と区別する手法を確立し、適切な市場環境整備を目指す。

 昨年6月の「NHKスペシャル」で脚光を浴びて以降、レスベラトロールの出荷量は「(当社で)前年同月比7、8倍(注・今年3月時点)。今年に入り、入念な安全性試験等を経た大手がようやく参入し、増加傾向は続いている」(会長企業・サンブライト)と、その勢いは今年も続いている。だが、市場環境整備にはいくつかの難問が横たわる。

 一つは、他の由来原料との区別。由来原料はブドウのほかイタドリ、その他植物からの抽出物、化学合成物が考えられる。「イタドリ由来の価格はブドウ由来の3分の1程度」(同社)とされており、海外でもイタドリ由来や化学合成物は多い。だが、国内の食薬区分でイタドリの根は医薬品区分に属すため、使えば薬事法違反。化学合成物の食品への添加も食品衛生法に抵触する可能性がある。

 にもかかわらず、市場には何由来とも知れない怪しげな原料が流通。「原料メーカーが(ブドウ由来だと言う)情報を鵜呑みにしているのか、通販大手の中にも疑われる原料を使用するところはある」(同)という。

 明確に区別する手法が確立できていないことが問題を複雑化させている。混合物だと一見して見分けがつかない上、例えばイタドリ特有の成分である『エモジン』を特定することで区別しようにも、「究極的には精製の過程で『エモジン』を取り除くことが出来てしまう」(同社)。ある製品に"これだけのレスベラとロールを配合しようとするとワインが数トンも必要になる"など、商品設計と実現性の乖離から状況証拠を積み上げ、信憑性を確かめるほかないのが現状だ。このため、GRAではより正確性の高い方法を確立していく。

 普及にも課題を残す。GRAでは日本健康・栄養食品協会が運用するJHFAマーク制度への採用を目指すが、仮に採用されたとしてもJHFA自体、消費者への認知が進んでおらず、認知向上の期待は薄い。

 販売と一体となった取り組みが欠かせず、5月23日に開催される健食素材の展示会「アイフィア・ジャパン」での告知以降、会員募集を本格化していく。年会費は販売事業者が主な対象の賛助会員が3万円(入会金2万円)、協会運営への参加など原料メーカーを中心とする企業会員が5万円(同10万円)。加盟企業には認証マークを普及し、他社製品との差別化と認知向上を進めていく。

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