千趣会は、10月12日から、全国で商品のテレビＣＭの放映を始めた。カタログ「わたしの着たい服　輝く人へ」のイメージキャラクターでモデルも務める女優の小西真奈美さんを起用し、オリジナルの綿混発熱インナー「Ｈｏｔ　ｃｏｔｔ（ホットコット）」シリーズと、販売が好調なタオルを取り上げ、豊富な品揃えや品質の高さなどを訴求。テレビＣＭから自社通販サイト「ベルメゾンネット」への誘導を図る内容とし、商品の実購入につなげる。

　10月12日から28日までの間放映する第１弾のテレビＣＭ（15秒）では、「ホットコット」１パターン、タオル１パターンを展開。タオルのＣＭでは、小西さんのほか姉役の女性や姪役の女の子が登場する。

　「ホットコット」のＣＭでは、綿入りで肌触りが良く、暖かいこと、着丈の工夫などを訴求するパターンと、重ね着のしやすさや品揃え、サイズの多さなどを訴求するパターンを展開。乾きやすく、何度使っても手触りが変わらないなど品質の良さを訴求する内容のＣＭを投入する。

　商品の機能や品揃え、品質など各パターンによって訴求ポイントは異なるが、最後に小西さんが「テレビでは伝えきれない」という内容のコメントをした後に、検索窓を表示し「ベルメゾンネット」に誘導する形になっているのが共通点だ。

　今回のテレビＣＭは全日型で放映し、午前中から午後の時間帯で主婦層、夜の時間帯では学生やＯＬをターゲットに展開していく考え。

　また、11月16日から12月２日にかけ、第２弾として、インナーや布団カバーなど「ホットコット」シリーズのテレビＣＭを投入する予定だ。

　「ホットコット」は２０１１年から展開を始めた発熱素材使用の機能性インナーシリーズ。機能性だけではなく、綿混とすることにより肌触りや着心地の良さを高めたのが特徴で、昨シーズンは72万枚を販売するなどヒットした。

　「ホットコット」については、昨年シーズンにも、小西さんを起用しユーモラスな内容のテレビＣＭを投入しているが、今シーズンは、品揃えや綿混素材の使用など他社商品との違いを打ち出していく考え。

　一方、タオルのテレビＣＭは、販売が好調なことを受けて投入するもの。テレビでの商品告知を通じ、一層の拡販を進めていく考えだ。