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オイシックス、製造工場と物流拠点を新設

2015年 5月21日 10:27

オイシックスは今期、製造拠点と物流センターを新設する。2016年3月期に売上高は前期比10・7%増の200億円、営業利益は同15・6%増の7億5000万円、経常利益は同15・1%増の7億7000万円を計画。料理キットの売り上げ増加に向けて製造能力の強化を図る。また、ヤマト運輸の運賃値上げの影響を受けて1億円のコスト負担が発生することを踏まえ、物流のキャパシティを広げる投資が必要と判断した。

今年6月に、神奈川・海老名に製造工場を新設する。新しい製造工場はオフィス向けサラダと、料理キット「Kit Oisix」の製造を行う。これまで、料理キットは夜間操業で製造していたが製造拠点を新工場に移管し、原価率の改善を目指す。

 今後、料理キットは品ぞろえを増やす考えで、常備菜や冷凍キットなどを投入するほか、他社とのコラボ商品を提案する。また、子どもの月齢に合わせたコースや、シニアの健康ニーズに対応するコースを用意し、定期購入客の拡大を図っていく。新工場の新設で、従来と比べて4倍の出荷数量に対応できる体制になる。

 製造工場は既存の物流センター「オイシックスステーション」に隣接する形で設置。設備投資は5000万円~1億円を予定する。野菜など原材料を融通しやすくし原価率の改善を図り、製品の加工や冷凍、保管など業務の効率化につなげる。

 従来、料理キットやオフィス向けサラダは海老名に構える物流センター「オイシックスステーション」内で製造していた。前期末時点で料理キットの累計販売は90万個を達成し、定期顧客数は1万8000人を超えるなど好調に拡大していた。 

 既存の製造工場は従来通り、惣菜や精肉、魚の加工を行う。製造プロセスの改善で原価改善を図るほか、冷凍技術や低速圧搾装置の導入などで、冷凍野菜やヘルシージュースのほかサラダなど野菜加工品の開発を進めていく。

 あわせて、今年8月に埼玉に新物流センター「第2オイシックスステーション」を新設し、稼働させる。これまで、神奈川・海老名に構える物流拠点「オイシックスステーション」でネット販売と店舗、フルフィルメント受託企業の物流を行っていた。

 新物流センターは店舗への出荷に対応し、2カ所の直営店と、同社野菜を取り扱う専用コーナーを設けるスーパー16店舗への出荷を行う。既存の「オイシックスステーション」は、自社通販顧客とフルフィルメント受託事業の配送に集中しコストを削減していく。

 5月12日から、フルフィルメント受託事業を拡大し、マーケティング支援・実行を担う「オイシックスフルフィルメントマーケティング実行支援」を開始。成果報酬型で、定期購入サービスの設計や運営を行う。データ分析に基づく課題を提示し、サービスの改善を図っていく。

 今期は10社の受託を予定。すでに物流を受託する三越伊勢丹フードサービスと、ディーンアンドデルーカジャパンのマーケティング支援を行うことが決まっている。

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