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千趣会 秋冬の主力商材を販売開始、売上4割以上アップを目標

2017年 8月31日 18:13

081.jpg 千趣会は、綿混発熱インナー「ホットコット」と、肌触りにこだわった寝具やインテリア小物などの「とろけるようなシリーズ」を今秋冬シーズンの販売強化商材とする。展開アイテム数や売り場を増やすほか、生産体制を強化して臨むことで、「ホットコット」の販売目標は昨年秋冬の約100万枚(9億3000万円)に対して今秋冬は128万枚(13億2000万円)、「とろけるようなシリーズ」は昨年の12万枚(4億8000万円)から今秋冬は16万枚(7億1000万円)を目指す。

 「ホットコット」は、これまで一貫して天然素材である綿を使用して肌への優しさにこだわり、2011年の発売開始以来、シリーズ累計657万枚を販売した秋冬の主力商品だ。昨年からは綿そのものに吸湿発熱機能を持たせた独自開発の糸を使用。綿混紡率95%の素材を作っており、財団法人ボーケン品質評価機構の温度測定試験では化学繊維の発熱インナーと比べて「ホットコット」は0・7度暖かいという結果が出ているほか、購入者アンケートでは「ホットコット」を着用した人の92・3%が「かゆくない」「チクチクしない」と回答。ほかにも、81・1%が「ムレにくさ」を実感するなど、インナーとしての暖かさだけでなく、肌への優しさで好評を得ているという。

082.jpg 今秋冬では、新モデルとして家での生活をより快適にすることを目的とした「カップ入りくつろぎ長袖インナー」や、さらに綿の良さを追求した綿100%の「プレミアムホットコット」を8月18日から販売。暖かさや肌への優しさ、着回しにこだわったアイテムを昨年の38型から今秋冬は50型以上を展開する。

 また、実店舗での販売も強化。昨年も展開した輸入雑貨店の「プラザ」と「ミニプラ」では10月中旬から取り扱いを開始するほか、新たに大丸と松坂屋でも11月上旬からの販売が決まった。

 一方の「とろけるようなシリーズ」は、肌触りにこだわった文字通り"とろけるような"触感を楽しめるインテリア・ファブリックの商品群で、極細マイクロファイバー素材を使用し、糸の細さを一般品よりも細くすることで、想像以上に滑らかな肌触りを実現しているという。利用者からも冬に欠かせない商品として高い評価を得ており、11年の販売開始以来、ロングヒットしている。

 「とろけるようなシリーズ」は8月30日から通販チャネルで販売を開始するが、10月下旬には「プラザ」で店舗限定商品のネックウォーマーとミニバッグを展開する。

 今秋冬では、さらに極上な肌触りに仕立てた「とろけるようなプレミアムシリーズ」を投入。従来の極細マイクロファイバーをさらに細かくし、レーヨン・機能繊維を加えたことで、滑らかさと柔らかさを高めた。同時に、吸湿発熱糸と静電気防止糸を編み込むことで、暖かさはもちろん、静電気による不快感を軽減。快適性も増した商品へとバージョンアップし、9月26日から通販サイトで販売を始める。

 千趣会では、「ホットコット」と「とろけるようなシリーズ」の販促も積極的に展開。雑誌や全国紙の新聞に広告出稿を計画するほか、女性専用車両で交通広告も展開する計画だ。加えて、実需期には商品の暖かさを体験してもらうイベントやサンプリングなども企画しているという。

 また、両商品とも昨年は売り切れが続出するなど生産面に課題があったため、今年は在庫を従来以上に確保するとともに、迅速に追加発注できる仕組みを整えて臨む。

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