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千趣会 汗取りインナーに新商品、綿100%シリーズなど開発

2018年 3月 8日 09:40

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 千趣会は2月28日、夏の人気商品である汗取りインナーブランド「サラリスト」で綿100%使用の新シリーズをスタートしたのに加え、大量の汗に悩む女性を対象にしたシリーズでもリニューアルを実施するなど全51型をそろえた。販促面では今年も新聞広告や交通広告など積極的なプロモーションを検討しており、2018年度は「サラリスト」シリーズで前年比25%増となる6億5000万円(57万5000枚)の売り上げを目指す。

 「サラリスト」は汗に悩む消費者向けのインナーで、主力の"大汗さん"シリーズには吸汗速乾や消臭、接触冷感といった異なる機能を持つ3種類の糸(ポリエステル、レーヨン、複合繊維)を混用。2010年の発売以来、累計407万枚を販売する夏の戦略アイテムだ。

 今年は天然素材を好む消費者のリクエストに応え、綿100%で作った「汗取りインナー綿100%」(画像㊤)をレディース4型とメンズ1型、同素材でキッズ2型、ジュニア2型の全9型を展開する。綿のインナーは乾きにくく、暑いという印象を払拭するため、吸汗速乾と消臭加工を加えた独自の綿糸を開発したほか、柔らかで高品質なスーピマ綿を50%混用。天然素材の綿100%だからこそ実現できるやさしい着心地に、さらさらドライで汗のニオイ対応も可能な高機能インナーに仕上げたという。

 レディースとメンズ用には身生地二重仕様の汗取りパッド付きで、気になる脇の汗もキャッチするほか、綿100%シリーズはすべて脇に縫い目のない筒編みを採用してゴロつかず、すっきりした着心地も特徴とする。

 同社では綿100%の「サラリスト」で新たな顧客層も開拓できると見ており、綿100%シリーズで全体の4分の1程度となる1億5000万円を販売したい考え。

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 また、昨年大ヒットした、大量の汗に悩む女性向けの「汗取りインナー・背中二重フレンチ袖(超大汗さん)」をリニューアル(画像㊦)。一番汗の量が多い脇の部分に縫い目を入れないパターンに変更することで特殊パッド形状が脇を広範囲にカバーし、本体と一体化して吸収した汗が染み出るのをブロックする。

 今年は「サラリスト」でキッズ・ジュニアやマタニティー(授乳用インナー)、ノンワイヤーブラ、ルームウエアといったジャンルの拡大などにも取り組むほか、サイズもレディースの主力型はS~5Lまで用意した。

 また、糸と生地、製品の3段階で在庫を昨年以上に確保し、「とくに製品在庫の比率を高めることで売り逃しを防ぐ」(服部美紀ファッション開発部インナーウェア開発チーム)方針で、前年比25%増の販売目標に挑む。

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