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SGホールディングス 次世代型大型拠点が竣工、EC向けシェアフルフィルも提供

2020年 2月10日 13:30

 SGホールディングスは1月31日、東京・新砂で次世代型と位置付ける、グループの大規模物流センター「X(エックス)フロンティア」が竣工した。通過型物流センターと在庫型物流センターとの2つの役割を担い、グループ各社の多様な物流機能を合わせて提供できる拠点。新拠点の稼働により宅配便など輸送能力の増強、EC向け配送はじめ国際物流や大型・特殊輸送での新たなソリューションの提供などを可能にするという。総投資額は840億円。
 






 Xフロンティアは敷地面積7万3261平方メートル、延床面積17万1029平方メートル(7階建て)という大型の物流センター。1~4階が佐川急便の「飛脚宅配便」の中継センター(仕分けセンター)とし、5階が国内向けロジスティクス業務を行う佐川グローバルロジスティクと国際物流のSGHグローバル・ジャパンの倉庫、5階が引越や大型・特殊貨物を扱うSGムービングの倉庫とテナントスペース(IHIが使用)。7階は主に屋上駐車場のスペースとなる。

 1月29日に行った説明会で荒木社長は新たなセンターについて「輸送の進化・強化、グループ各社の機能を掛け合わせて新たなソリューション、環境と働き方改革の推進によるSDGsへの貢献」の3つを存在価値として挙げた。佐川急便などのセールスドライバー2万人が最前線で顧客の困りごとを聞き、それに対して解決策を提示する提案営業「GOAL(ゴール)」を一層推進できる拠点とした。

 1~4階の佐川急便のスペースは、来年1月の稼働を予定。関東で現在稼働している大型センター4拠点と営業所の小規模な仕分けセンター5拠点の計9拠点を新拠点に統合する。1・2階と3・4階との2層構造で、それぞれに5種類の自動仕分け機を導入し、1時間当たり10万個の仕分け処理ができ、この処理能力は従来の5倍になるという。2層合計では296台が着車可能。24時間稼働を行う。

 5階の佐川グローバルロジスティクスの倉庫(「ロジスティクスセンター」)は、約2万1120平方メートルの床面積で、このうち約1万4850平方メートルを「次世代型ECプラットフォームセンター」に充てる。同センターは最新のシステム・機器を導入し、複数のEC事業者が安価に利用できる「シェアリング・フルフィルメント」を提供する。自動搬送ロボット「EVE」(46台)、無人搬送機「OTTO」(14台)、自動梱包機「Carton Wrap(カートンラップ)」(1台)を4月から稼働させ、さらに来年1月には自動倉庫型ピッキンシステム「Auto Store(オートストア)」の稼働も予定している。24時間稼働でリードタイムの短縮や受注時間の延長といったことも可能にし、EC向けには月間70万ピースの出荷が行える体制を見込んでいる。

 同じく5階のSGHグローバル・ジャパンの倉庫は約8580平方メートルのスペースで、うち約5940平方メートルが保税倉庫となる。同社の羽田や横浜など6拠点を新たな拠点に集約する。

 6階のSGムービングの倉庫は約1万5180平方メートルの広さで、家具や家電など大型・特殊輸送の拠点となる。首都圏近郊向けの共同配送センターとして関東地区の4拠点を新拠点に統合する。

 
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