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千趣会、電子カタログに〝書き込み〟 大日本印刷と共同開発

2009年 9月 3日 14:54

090903_mediap.jpg千趣会は825日、デジタルカタログにコメントを書き込めるサービスを開始した。大日本印刷と子会社のDNPデジタルコムと共同で開発した。カタログにシールを貼るような感覚で、ネット上のデジタルカタログに感想や意見などを書き込むことができる。当初は、テストサイト「ベルメゾン・ラボ」でサービスを行うが、今後は通販サイト全体での展開も視野に入れる。

新サービスの名称は「ぺたカタ」。利用者は、好みのデザインのシールを選び、デジタルカタログのページに貼り付けるとともに、「このチェックの服かわいい」などと商品の感想を書き込むことができる。

ブログなどの商品レビューに比べて、気軽に投稿することができるほか、他の人が貼り付けたシールにコメントを書き加えることもできる。商品の使い勝手について質問するなど、コミュニティーとしての活用により、通販サイトの活性化が見込めるという。

シールのデザインは、導入企業ごとに用意する。〝OK〟〝いまいち〟など、貼るだけで意見が表明できるタイプを選ぶことも可能。

カタログを閲覧する際には、貼り付けられたシールを全て表示するモードのほか、自分の書き込んだシールのみ閲覧するモード、シールを全て隠すモードも用意。シールが多いページを選んで閲覧する機能もある。

導入企業にとっては、管理モードから集約したくちコミ情報を活用できるというメリットがある。なお、不適切なコメントは削除できる。

サービスの初期費用は25万円で、月額利用料は3万円から(いずれも税抜き)。大日本印刷では、91日から他の通販企業向けにサービスを開始している。また、コメントを分析して重要なキーワードを表示する機能なども追加する予定だ。2010年度までに同サービスの売上高は1億円を見込んでいる。

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