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アスクル ピッキング支援ロボ本格稼働、人員3割減で1.7倍の生産性

2022年 6月23日 13:00

 アスクルは6月22日、埼玉・日高市内に構える同社の物流拠点「アスクルバリューセンター日高」に、受注を受けた商品を出荷するためにピッキングする作業員の業務をサポートするロボットを導入、本格稼働を開始したと発表した。増え続ける出荷業務を効率化し、また、庫内作業員の負担を軽減する狙い。

 導入したのはラピュタロボティクスの自律走行型協働搬送ロボット「ラピュタPA‐ARM(Autonomous MobileRobot)」(AMR)でピッキング作業の際に必要な商品が在庫される棚まで移動するなどの歩行工程をサポートする。これまで作業員は折り畳みコンテナ(オリコン)を積んだカートを押しながら必要な商品を在庫した棚にめがけて移動してピッキングしてきたが、AMRはオリコン2台を積んだ状態で自己位置や障害物を認識しながら指定された必要な棚まで自律走行するため、作業員はカートを押したり、自ら棚を探す必要がなく、近くのAMRの画面指示に沿ってピッキング作業を行い、作業終了後は当該ロボットの画面に表示される「どの商品棚へ行けば次の作業ができるか」に従って別注文のピッキングを行うといったように効率よくピッキング作業を行えるようになるという(=写真)。

 同拠点は主に同社が運営する日用品通販サイト「LOHACO(ロハコ)」の東日本エリアの出荷を担っているが、昨今のEC需要拡大で「ロハコ」の出荷量も増加しており、それに対応するためのピッキング業務の効率化や生産性向上、作業員の負担軽減などが課題となっていたという。ただ、同拠点は年間を通じて休みなく稼働しているため、設備の導入で稼働を停止することができないという制約もあったことから、既存の設備を変更せずに導入でき、生産性向上や従業員の歩行負荷低減を図れるAMRを導入することを決めたという。

 AMRは今回、34台を導入。同社によると導入台数は国内ECでは最大規模になるという。まとまった台数を一度に導入することで生産性を一気に高める狙い。同社によると作業員がピッキングに専念できるようになるため、従来の約3割減の人員で約1・8倍の生産性を達成できたとしている。
 
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