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ANAHDとセブン―イレブン 夜間のドローン配送実証、ネットコンビニ商品を離島で 

2022年10月27日 11:00

 ANAホールディングスとセブン―イレブン・ジャパンは10月19日~同23日まで、ネットコンビニの仕組みを活用して日没後の夜間飛行・配送を含めたドローン配送サービスの実証を福岡市の能古島で行った。日本のドローン物流において日没後の夜間配送サービスの実証は、今回が初の試みになるとしている。
 







 同取り組みでは、セブン―イレブン店舗で販売している商品を、注文から最短30分で指定場所まで届ける「7NOW(セブン―イレブンネットコンビニ)」の仕組みを活用したもの。

 対象となったのは「セブン―イレブン福岡横浜2丁目店」で、店内の一部を除いた取扱商品を、ドローンを使って能古島の各配送先までの飛行区間で輸送した。実施時間は午後12時から同20時まで。配送料は110円(実証時の際の料金)。

 今回の実証では能古島内に、公民館や駐車場など5地点の配送先を設置しており、その各地点を受け取り場所として選択できるようにした。

 ANAホールディングスがドローンの遠隔運航・管理、配送通知を含む配送管理システム、本実証のとりまとめを行い、セブン―イレブンでは店舗との調整や、7NOWサービスの提供、ドローン離発着場の店舗への設置などをそれぞれ担当した。

 両社では2025年度に実店舗から離島の顧客へ直接配送サービスを展開することを目指している。日没後の実証により、日中に島外に働きに出ている消費者の夕方以降の買い物といった夜間帯のニーズへの対応が可能となる。また、配送先を住宅地近くにも設定することで、荷物受け取りの利便性が図れるとしている。

 なお、両社ではこれまでにもドローン配送実証を行っており、能古島のほか、都内西多摩郡日の出町の店舗においても展開したが、夜間飛行はこれが初めて。

 そのほか、ANAホールディングスでは、自治体や地元企業と連携して、長崎県の五島列島においても、離島在住者への生活必需品や医薬品をドローン配送する実証を行っている。
 
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