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千趣会 プラスロジと業務提携、物流受託事業など強化へ

2010年10月14日 11:28

 千趣会は10月8日、大手オフィス用品メーカ、プラスの子会社であるプラスロジスティクス(プラスロジ)と物流分野での業務提携に関する覚書書を締結したと発表した。通販・ネット販売でtoCに強みを持つ千趣会、toBをメーンとするプラスロジのノウハウ共有などを通じ、互いの物流事業の効率化やサービスの向上を進め、事業領域の拡大につなげていく考えだ。


 プラスロジは、プラスグループの物流業務を手掛けるほか、全国規模のネットワークと総合物流のノウハウを活かし、3PL・物流受託サービスを展開。一方の千趣会もグループ企業の選手ロジスコなどを通じ、通販向けの3PL・物流支援事業を行っている。

 千趣会によると、プラスロジとは、家具の設置サービスで取引があり、それぞれが得意とする分野のノウハウを共有することで、3PL・物流事業の拡大ができると判断し、今回の提携に至ったという。

 提携内容は、千趣会グループの物流事業における業務の効率化およびサービス向上に関するノウハウの相互交換と、物流受託サービス遂行の相互支援。千趣会では、通販を起点に事業領域を拡大させる形で通販事業者向けの3PL・物流支援次行を手掛けているが、〓B分野を得意とし、全国ネットワークを持つプラスロジとの提携で、顧客企業の多様なニーズに対応したサービスを提供できる体制を強化、顧客企業の獲得を加速させたい考えのようだ。

 具体的な取り組みの内容については、これから両社で検討を進めることになるが、千趣会では、「早ければ年内、来年度中には具体的な取り組みを行いたい」(広報)としている。



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