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JR東日本グループ 多機能ロッカーを稼働、EC商品受取など3年で約1000台導入へ

2023年10月26日 12:00

 東日本旅客鉄道(=JR東日本)と、グループ会社のJR東日本スマートロジスティクスは10月31日、宅配物や通販商品の受け取りをはじめとした多機能ロッカーの「マルチエキューブ」を東京駅に設置する。今後3年間で約1000台を導入する予定。

 








 同ロッカーは「予約」、「預け入れ」、「受け取り」「発送」の4つの機能を有しているもの。一般的な荷物の預け入れや専用サイトを通じた利用予約のほか、通販関連では、JR東日本グループが運営している仮想モールの「JRE MALL」で展開する駅での受け取りが可能な商品を対象に、11月上旬より同ロッカーで受け取りサービスを開始する。また、宅配物や他の通販サイトの商品受け取りについても、機能実装に向けて、現在、準備中のもよう。

 そのほか、宅配物を同ロッカーから発送するサービスも今後展開していく予定。

 利用に当たっては交通系ICカードやQRコードといったキャッシュレス手段に対応。顧客からの荷物の預け入れや取り出し操作時を除いて、ロッカー扉や投函箱の投入口は常時施錠するなど防犯対策も施している。

 まずは、10月31日に東京駅の丸の内近南口に1台39口を設置。その後、11月1日には新宿駅のペンギン広場前階段下に1台31口、11月2日には大宮駅の北口ニューシャトル改札名に2台75口をそれぞれ設置する。今年度内には首都圏駅構内に約100台(約3000口)を設置する予定で、今後3年間では約1000台(約3万口)を設置する予定。今後、配送事業者や通販事業者との連携を含めて、同ロッカーを活用したサービス拡充を図るという。

 
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